【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期の神戸市西神・山手線 (新神戸駅~西神中央駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.9万円/坪(16.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +49.9%( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -7.7%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 44.5 坪 (昨年 50.1 坪から -11.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。湊川公園駅、上沢駅、妙法寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは妙法寺駅で昨年に比べ +77.5 %、坪単価は 49.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(妙法寺駅、湊川公園駅)は +63.8 %(坪単価 +17.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西神中央駅、名谷駅)は -41.4 %(坪単価 -14.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 18.1 分 → 2022年 15.9 分、-12.1 %と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 % → 2022年 4.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新神戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -22.2%( -31.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西神中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -57.2%( -18.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
神戸市西神・山手線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新神戸駅 | 110万/坪 (31.8坪) | 142万/坪 (63.5坪) | - |
県庁前駅 | 142万/坪 (31.8坪) | - | - |
大倉山駅 | - | 38.9万/坪 (25.7坪) | 25.1万/坪 (43.4坪) |
湊川公園駅 | 37.2万/坪 (22.2坪) | 24.8万/坪 (38.2坪) | 44.6万/坪 (62.3坪) |
上沢駅 | 42.6万/坪 (38.6坪) | 30.8万/坪 (21.2坪) | 10.2万/坪 (19.7坪) |
長田駅 | - | 26.0万/坪 (22.7坪) | 10.1万/坪 (69.6坪) |
新長田駅 | 95.5万/坪 (13.6坪) | - | 88.2万/坪 (18.2坪) |
板宿駅 | 108万/坪 (139坪) | - | - |
妙法寺駅 | 49.8万/坪 (47.6坪) | 28.1万/坪 (85.2坪) | 26.7万/坪 (30.3坪) |
名谷駅 | 32.1万/坪 (59.0坪) | 43.2万/坪 (68.1坪) | 41.3万/坪 (59.7坪) |
総合運動公園駅 | - | 23.9万/坪 (54.5坪) | - |
学園都市駅 | - | - | 36.7万/坪 (81.7坪) |
伊川谷駅 | 43.3万/坪 (43.9坪) | 37.1万/坪 (40.5坪) | - |
西神南駅 | - | - | - |
西神中央駅 | 13.9万/坪 (83.9坪) | 32.5万/坪 (57.5坪) | 63.5万/坪 (59.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
妙法寺駅 49.8 万/坪(昨年同期比 +77.5 %)
妙法寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.8万円/坪(15.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +77.5%( +21.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 85.2 坪から -44.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 21.0 分 → 2022年 17.6 分、-16.2 %と減少)
湊川公園駅 37.2 万/坪(昨年同期比 +50.0 %)
湊川公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.2万円/坪(11.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +50.0%( +12.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 22.2 坪 (昨年 38.2 坪から -41.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 14.2 分 → 2022年 11.5 分、-19.3 %と減少)
西神中央駅 13.9 万/坪(昨年同期比 -57.2 %)
西神中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -57.2%( -18.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 83.9 坪 (昨年 57.5 坪から +46.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 23.5 分 → 2022年 42.0 分、+78.7 %と大きく増加)
名谷駅 32.1 万/坪(昨年同期比 -25.6 %)
名谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -25.6%( -11.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 68.1 坪から -13.3 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示