【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期の神戸市西神・山手線 (新神戸駅～西神中央駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -41.8％( -24.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(１年前(2020年)に比べて +29.2％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.5 坪 (昨年 72.2 坪から +1.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。妙法寺駅、名谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西神中央駅で昨年に比べ +8132.9 ％、坪単価は 38.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(西神中央駅、学園都市駅)は +4297.8 ％(坪単価 +35.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新神戸駅、西神南駅)は -90.4 ％(坪単価 -73.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 17.0 分 → 2021年 19.2 分、+12.7 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.0 ％ → 2021年 3.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大倉山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +11.4％( +5.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新神戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -95.9％( -103.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 神戸市西神・山手線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新神戸駅 | 4.4万/坪 (45.4坪) | 108万/坪 (52.9坪) | 132万/坪 (36.3坪) |
| 県庁前駅 | - | 548万/坪 (10.6坪) | - |
| 大倉山駅 | 50.2万/坪 (42.4坪) | 45.1万/坪 (19.7坪) | 38.6万/坪 (11.3坪) |
| 湊川公園駅 | 45.8万/坪 (35.8坪) | 39.1万/坪 (40.8坪) | 25.1万/坪 (31.3坪) |
| 上沢駅 | 16.3万/坪 (19.7坪) | - | - |
| 長田駅 | 21.6万/坪 (69.6坪) | 9.4万/坪 (169坪) | 22.4万/坪 (42.4坪) |
| 新長田駅 | - | - | 97.4万/坪 (28.7坪) |
| 板宿駅 | 13.2万/坪 (36.3坪) | 56.8万/坪 (23.7坪) | 37.2万/坪 (66.0坪) |
| 妙法寺駅 | 40.1万/坪 (63.5坪) | 30.4万/坪 (75.6坪) | 21.8万/坪 (119坪) |
| 名谷駅 | 36.0万/坪 (117坪) | 29.3万/坪 (74.7坪) | 35.9万/坪 (49.2坪) |
| 総合運動公園駅 | 44.5万/坪 (78.7坪) | - | - |
| 学園都市駅 | 39.7万/坪 (49.5坪) | 7.1万/坪 (45.4坪) | 32.1万/坪 (149坪) |
| 伊川谷駅 | - | - | - |
| 西神南駅 | 7.8万/坪 (49.9坪) | 51.7万/坪 (48.4坪) | - |
| 西神中央駅 | 38.9万/坪 (264坪) | 0.5万/坪 (424坪) | 33.5万/坪 (76.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西神中央駅 38.9 万/坪(昨年同期比 +8132.9 ％)
西神中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.9万円/坪(11.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +8132.9％( +38.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 263.9 坪 (昨年 423.5 坪から -37.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 16.0 分、-46.7 ％と大きく減少)
学園都市駅 39.7 万/坪(昨年同期比 +462.8 ％)
学園都市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +462.8％( +32.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 49.5 坪 (昨年 45.4 坪から +9.2 ％増)。
新神戸駅 4.4 万/坪(昨年同期比 -95.9 ％)
新神戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -95.9％( -103.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 52.9 坪から -14.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 10.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
西神南駅 7.8 万/坪(昨年同期比 -85.0 ％)
西神南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -85.0％( -43.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 48.4 坪から +3.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 24.0 分 → 2021年 39.0 分、+62.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示