【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年10月〜12月期のJR予讃線 (高松駅～観音寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +17.4％( +2.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 23 件(１年前(2022年)に比べて -30.3％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 29.8年から -35.7 ％減)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 70.9 ㎡から +1.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。丸亀駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは端岡駅で昨年に比べ -50.7 ％、単価は 7.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(香西駅)は +111.7 ％(単価 +9.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(端岡駅)は -50.7 ％(単価 -8.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.8 年 → 2023年 19.1 年、-35.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.0 ％ → 2023年 8.7 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.4 ％ → 2023年 6.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.9 ％ → 2023年 43.8 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 6.1 ％ → 2023年 4.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +104.2％( +18.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -61.5％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった端岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -50.7％( -8.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR予讃線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | 36.4万/㎡ (9.2年/74.0㎡) | 17.8万/㎡ (35.9年/61.5㎡) | 21.0万/㎡ (29.3年/68.6㎡) |
| 香西駅 | 17.2万/㎡ (26.8年/70.0㎡) | 8.1万/㎡ (40.8年/80.0㎡) | 9.7万/㎡ (29.5年/78.8㎡) |
| 鬼無駅 | - | - | - |
| 端岡駅 | 7.8万/㎡ (31.8年/60.0㎡) | 15.9万/㎡ (28.8年/61.7㎡) | 5.5万/㎡ (27.8年/55.0㎡) |
| 坂出駅 | - | 22.4万/㎡ (24.3年/85.0㎡) | - |
| 宇多津駅 | 19.0万/㎡ (16.4年/70.0㎡) | 22.5万/㎡ (14.3年/77.5㎡) | 17.0万/㎡ (18.8年/75.0㎡) |
| 丸亀駅 | 14.0万/㎡ (22.4年/74.5㎡) | 15.3万/㎡ (23.6年/79.4㎡) | 7.8万/㎡ (33.1年/70.0㎡) |
| 讃岐塩屋駅 | - | 10.0万/㎡ (27.8年/78.3㎡) | 7.1万/㎡ (0年/70.0㎡) |
| 多度津駅 | - | - | - |
| 観音寺駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
香西駅 17.2 万/㎡(昨年同期比 +111.7 ％)
香西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +111.7％( +9.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 40.8年から -34.4 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -12.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 40.8 年 → 2023年 26.8 年、-34.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.0 分 → 2023年 4.3 分、-56.7 ％と大きく減少)
端岡駅 7.8 万/㎡(昨年同期比 -50.7 ％)
端岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -50.7％( -8.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 28.8年から +10.4 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 61.7 ㎡から -2.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 28.8 年 → 2023年 31.8 年、+10.4 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 19.7 分 → 2023年 30.0 分、+52.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示