【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年7月〜9月期のJR予讃線 (高松駅～観音寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +14.5％( +2.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 26.3年から +1.0 ％増)。平均専有面積は 80.4 ㎡ (昨年 81.7 ㎡から -1.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。高松駅、観音寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高松駅で昨年に比べ +54.4 ％、単価は 31.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高松駅)は +54.4 ％(単価 +11.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(坂出駅)は -65.8 ％(単価 -13.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 23.5 ％ → 2023年 20.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 35.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +54.4％( +11.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +450.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった香西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -56.4％( -8.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR予讃線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | 31.4万/㎡ (20.5年/81.4㎡) | 20.3万/㎡ (32.0年/87.5㎡) | 28.7万/㎡ (21.8年/64.3㎡) |
| 香西駅 | 6.4万/㎡ (41.5年/70.0㎡) | 14.7万/㎡ (19.5年/95.0㎡) | 13.7万/㎡ (23.0年/67.5㎡) |
| 鬼無駅 | - | - | - |
| 端岡駅 | 9.6万/㎡ (29.5年/70.0㎡) | - | - |
| 坂出駅 | 7.2万/㎡ (35.0年/72.5㎡) | 21.1万/㎡ (28.5年/85.0㎡) | 20.0万/㎡ (21.8年/76.2㎡) |
| 宇多津駅 | - | 13.6万/㎡ (27.3年/75.0㎡) | 13.3万/㎡ (30.0年/70.0㎡) |
| 丸亀駅 | 13.5万/㎡ (30.7年/85.0㎡) | 19.6万/㎡ (23.4年/80.0㎡) | 15.7万/㎡ (22.7年/69.2㎡) |
| 讃岐塩屋駅 | 14.8万/㎡ (29.0年/75.0㎡) | - | - |
| 多度津駅 | 5.0万/㎡ (41.5年/90.0㎡) | - | 10.6万/㎡ (18.5年/80.0㎡) |
| 観音寺駅 | 12.7万/㎡ (18.5年/70.0㎡) | 9.9万/㎡ (29.0年/85.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高松駅 31.4 万/㎡(昨年同期比 +54.4 ％)
高松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +54.4％( +11.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +450.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 32.0年から -35.9 ％減)。平均専有面積は 81.4 ㎡ (昨年 87.5 ㎡から -7.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.0 年 → 2023年 20.5 年、-35.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 9.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 6.5 分 → 2023年 7.2 分、+10.5 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 18.2 ％)
坂出駅 7.2 万/㎡(昨年同期比 -65.8 ％)
坂出駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -65.8％( -13.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.0年(昨年 28.5年から +22.8 ％増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -14.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.5 年 → 2023年 35.0 年、+22.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 17.0 分、+183.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示