【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR予讃線 (高松駅~観音寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +58.8%( +6.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2021年)に比べて +47.4%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 35.8年から -30.7 %減)。平均専有面積は 72.9 ㎡ (昨年 67.6 ㎡から +7.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。坂出駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高松駅で昨年に比べ +235.2 %、単価は 30.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(高松駅、香西駅)は +204.6 %(単価 +15.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(丸亀駅、讃岐塩屋駅)は -34.2 %(単価 -5.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 35.8 年 → 2022年 24.8 年、-30.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.0 分 → 2022年 10.9 分、-27.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.3 % → 2022年 14.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +235.2%( +21.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった多度津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.0%( +0.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR予讃線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高松駅 | 30.0万/㎡ (19.7年/74.5㎡) | 9.0万/㎡ (43.5年/61.9㎡) | 22.7万/㎡ (27.4年/70.0㎡) |
香西駅 | 15.8万/㎡ (21.3年/80.0㎡) | 5.8万/㎡ (39.0年/82.5㎡) | - |
鬼無駅 | - | - | - |
端岡駅 | - | 7.8万/㎡ (27.0年/60.0㎡) | - |
坂出駅 | 23.1万/㎡ (17.5年/77.5㎡) | 16.5万/㎡ (20.5年/85.0㎡) | - |
宇多津駅 | 10.4万/㎡ (30.0年/75.0㎡) | - | - |
丸亀駅 | 8.4万/㎡ (41.0年/68.5㎡) | 19.2万/㎡ (24.0年/68.8㎡) | 16.8万/㎡ (30.0年/73.8㎡) |
讃岐塩屋駅 | 7.6万/㎡ (31.0年/50.0㎡) | 8.7万/㎡ (30.0年/30.0㎡) | - |
多度津駅 | 4.7万/㎡ (40.0年/90.0㎡) | 4.4万/㎡ (39.0年/90.0㎡) | - |
観音寺駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高松駅 30.0 万/㎡(昨年同期比 +235.2 %)
高松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +235.2%( +21.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 43.5年から -54.7 %減)。平均専有面積は 74.5 ㎡ (昨年 61.9 ㎡から +20.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 43.5 年 → 2022年 19.7 年、-54.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 10.2 分 → 2022年 8.4 分、-17.6 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 20.0 %)
香西駅 15.8 万/㎡(昨年同期比 +174.1 %)
香西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +174.1%( +10.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 39.0年から -45.3 %減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -3.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 39.0 年 → 2022年 21.3 年、-45.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.5 分 → 2022年 5.0 分、-75.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
丸亀駅 8.4 万/㎡(昨年同期比 -56.2 %)
丸亀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -56.2%( -10.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +150.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 24.0年から +70.8 %増)。平均専有面積は 68.5 ㎡ (昨年 68.8 ㎡から -0.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 29.8 分 → 2022年 15.6 分、-47.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.0 年 → 2022年 41.0 年、+70.8 %と大きく増加)
讃岐塩屋駅 7.6 万/㎡(昨年同期比 -12.3 %)
讃岐塩屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -12.3%( -1.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.0年(昨年 30.0年から +3.3 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 30.0 ㎡から +66.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示