【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR磐越東線 (いわき駅~郡山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -12.4%( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 58 件(1年前(2023年)に比べて -62.6%( -97件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 21.0年から +26.6 %増)。平均専有面積は 66.9 ㎡ (昨年 70.4 ㎡から -5.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。いわき駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは郡山駅で昨年に比べ -14.8 %、単価は 22.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(いわき駅)は -6.7 %(単価 -1.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(郡山駅)は -14.8 %(単価 -3.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 19.1 分 → 2024年 16.7 分、-12.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.8 % → 2024年 5.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.0 年 → 2024年 26.6 年、+26.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 51.3 % → 2024年 73.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.9 % → 2024年 5.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったいわき駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -6.7%( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -59.5%( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -14.8%( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 43 件(1年前(2023年)に比べて -63.6%( -75件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR磐越東線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
いわき駅 | 26.5万/㎡ (22.8年/68.0㎡) | 28.4万/㎡ (17.5年/71.6㎡) | 32.6万/㎡ (14.6年/68.6㎡) |
郡山駅 | 22.1万/㎡ (27.8年/66.5㎡) | 25.9万/㎡ (22.1年/70.0㎡) | 21.9万/㎡ (25.2年/64.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
いわき駅 26.5 万/㎡(昨年同期比 -6.7 %)
いわき駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -6.7%( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -59.5%( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 17.5年から +30.6 %増)。平均専有面積は 68.0 ㎡ (昨年 71.6 ㎡から -5.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.6 分 → 2024年 10.5 分、-17.0 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.5 年 → 2024年 22.8 年、+30.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 % → 2024年 85.7 %)
郡山駅 22.1 万/㎡(昨年同期比 -14.8 %)
郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -14.8%( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 43 件(1年前(2023年)に比べて -63.6%( -75件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 22.1年から +26.1 %増)。平均専有面積は 66.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -5.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 21.5 分 → 2024年 19.2 分、-10.5 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.2 % → 2024年 3.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.1 年 → 2024年 27.8 年、+26.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 53.4 % → 2024年 69.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 % → 2024年 7.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示