【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期のJR篠栗線 (篠栗駅~吉塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -24.4%( -9.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 57 件(1年前(2020年)に比べて +7.5%( +4件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 19.3年から +33.5 %増)。平均専有面積は 55.3 ㎡ (昨年 53.9 ㎡から +2.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。柚須駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは吉塚駅で昨年に比べ -25.4 %、単価は 34.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(柚須駅)は -3.9 %(単価 -0.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(吉塚駅)は -25.4 %(単価 -11.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.0 % → 2021年 24.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.3 年 → 2021年 25.8 年、+33.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 54.7 % → 2021年 71.9 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.8 % → 2021年 1.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.4%( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて -11.1%( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柚須駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -3.9%( -0.9万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて +47.1%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR篠栗線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
篠栗駅 | - | - | - |
長者原駅 | - | - | - |
原町駅 | - | - | - |
柚須駅 | 23.6万/㎡ (28.8年/59.0㎡) | 24.6万/㎡ (23.4年/63.8㎡) | 17.8万/㎡ (27.4年/56.8㎡) |
吉塚駅 | 34.6万/㎡ (23.4年/52.3㎡) | 46.3万/㎡ (17.4年/49.2㎡) | 45.7万/㎡ (15.5年/49.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
柚須駅 23.6 万/㎡(昨年同期比 -3.9 %)
柚須駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -3.9%( -0.9万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて +47.1%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 23.4年から +23.2 %増)。平均専有面積は 59.0 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から -7.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 13.5 分 → 2021年 11.9 分、-11.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 % → 2021年 8.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 23.4 年 → 2021年 28.8 年、+23.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 76.5 % → 2021年 92.0 %)
吉塚駅 34.6 万/㎡(昨年同期比 -25.4 %)
吉塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.4%( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて -11.1%( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 17.4年から +34.6 %増)。平均専有面積は 52.3 ㎡ (昨年 49.2 ㎡から +6.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 37.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.4 年 → 2021年 23.4 年、+34.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 % → 2021年 56.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 % → 2021年 3.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示