【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR鹿児島本線 (荒尾駅~八代駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +23.2%( +6.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 66 件(1年前(2023年)に比べて -41.6%( -47件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 20.9年から -23.1 %減)。平均専有面積は 72.2 ㎡ (昨年 68.5 ㎡から +5.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。崇城大学前駅、上熊本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは崇城大学前駅で昨年に比べ +77.5 %、単価は 23.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(崇城大学前駅)は +77.5 %(単価 +10.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(八代駅)は -8.9 %(単価 -1.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.9 年 → 2024年 16.1 年、-23.1 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.5 % → 2024年 16.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.1 % → 2024年 32.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.0 % → 2024年 12.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +19.7%( +6.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 43 件(1年前(2023年)に比べて -37.7%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八代駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -8.9%( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR鹿児島本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
荒尾駅 | - | 20.0万/㎡ (16.8年/75.0㎡) | 9.7万/㎡ (33.5年/65.0㎡) |
南荒尾駅 | 21.3万/㎡ (17.3年/75.0㎡) | - | - |
玉名駅 | - | 16.4万/㎡ (24.9年/65.0㎡) | - |
西里駅 | - | - | - |
崇城大学前駅 | 23.1万/㎡ (32.3年/65.0㎡) | 13.0万/㎡ (31.6年/65.0㎡) | 13.1万/㎡ (30.3年/65.0㎡) |
上熊本駅 | 36.1万/㎡ (12.7年/76.0㎡) | 26.6万/㎡ (20.2年/69.1㎡) | 26.1万/㎡ (22.0年/77.4㎡) |
熊本駅 | 38.0万/㎡ (15.1年/70.6㎡) | 31.8万/㎡ (20.4年/67.1㎡) | 27.5万/㎡ (22.6年/65.2㎡) |
西熊本駅 | 24.5万/㎡ (23.5年/75.0㎡) | 26.4万/㎡ (12.5年/70.0㎡) | 14.8万/㎡ (35.5年/68.3㎡) |
川尻駅 | - | 13.6万/㎡ (28.4年/92.5㎡) | - |
宇土駅 | - | 16.2万/㎡ (28.3年/80.0㎡) | 18.5万/㎡ (27.5年/65.0㎡) |
八代駅 | 18.4万/㎡ (28.5年/75.0㎡) | 20.2万/㎡ (28.3年/80.0㎡) | 16.0万/㎡ (27.2年/69.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
崇城大学前駅 23.1 万/㎡(昨年同期比 +77.5 %)
崇城大学前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +77.5%( +10.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 31.6年から +2.0 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 24.0 分 → 2024年 30.0 分、+25.0 %と大きく増加)
八代駅 18.4 万/㎡(昨年同期比 -8.9 %)
八代駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -8.9%( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 28.3年から +0.9 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -6.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示