【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期のJR鹿児島本線 (荒尾駅~八代駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +35.1%( +10.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2023年)に比べて +14.8%( +4件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 21.0年から -31.9 %減)。平均専有面積は 70.5 ㎡ (昨年 63.7 ㎡から +10.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。上熊本駅、熊本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上熊本駅で昨年に比べ +79.6 %、単価は 41.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(上熊本駅)は +79.6 %(単価 +18.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(熊本駅)は +22.0 %(単価 +7.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.0 年 → 2024年 14.3 年、-31.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.9 分 → 2024年 12.3 分、-11.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 % → 2024年 19.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.7 % → 2024年 12.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 % → 2024年 30.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.5 % → 2024年 16.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +79.6%( +18.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +22.0%( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて +22.2%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR鹿児島本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
荒尾駅 | - | - | - |
南荒尾駅 | 21.3万/㎡ (17.3年/75.0㎡) | - | - |
玉名駅 | - | - | - |
西里駅 | - | - | - |
崇城大学前駅 | 23.1万/㎡ (32.3年/65.0㎡) | - | 13.1万/㎡ (30.3年/65.0㎡) |
上熊本駅 | 41.7万/㎡ (7.3年/80.7㎡) | 23.2万/㎡ (14.6年/49.3㎡) | 26.9万/㎡ (23.4年/75.8㎡) |
熊本駅 | 39.6万/㎡ (16.0年/67.3㎡) | 32.4万/㎡ (21.3年/66.9㎡) | 29.5万/㎡ (17.4年/59.3㎡) |
西熊本駅 | - | - | 14.7万/㎡ (32.3年/75.0㎡) |
川尻駅 | - | 15.6万/㎡ (28.3年/90.0㎡) | - |
宇土駅 | - | 16.2万/㎡ (28.3年/80.0㎡) | - |
八代駅 | - | - | 15.6万/㎡ (30.3年/55.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
上熊本駅 41.7 万/㎡(昨年同期比 +79.6 %)
上熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +79.6%( +18.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 7.3年(昨年 14.6年から -50.3 %減)。平均専有面積は 80.7 ㎡ (昨年 49.3 ㎡から +63.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 14.6 年 → 2024年 7.3 年、-50.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.6 分 → 2024年 7.6 分、-63.2 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 57.1 %)
熊本駅 39.6 万/㎡(昨年同期比 +22.0 %)
熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +22.0%( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて +22.2%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 21.3年から -24.9 %減)。平均専有面積は 67.3 ㎡ (昨年 66.9 ㎡から +0.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.3 年 → 2024年 16.0 年、-24.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 % → 2024年 29.4 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 % → 2024年 13.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.0 分 → 2024年 12.2 分、+10.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.6 % → 2024年 41.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 % → 2024年 13.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示