【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の名鉄豊田線 (梅坪駅~赤池駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +3.2%( +0.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 59 件(1年前(2023年)に比べて -56.3%( -76件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 24.1年から -1.1 %減)。平均専有面積は 79.9 ㎡ (昨年 80.1 ㎡から -0.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。梅坪駅、浄水駅、米野木駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは米野木駅で昨年に比べ +61.8 %、単価は 48.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(米野木駅、梅坪駅)は +56.4 %(単価 +15.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(日進駅、三好ケ丘駅)は -11.6 %(単価 -2.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.7 % → 2024年 5.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.3 % → 2024年 12.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.2 % → 2024年 17.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.3 % → 2024年 17.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった米野木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +61.8%( +18.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日進駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -16.4%( -3.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて -57.7%( -30件/㎡)と大幅に減少しています。)。
名鉄豊田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
梅坪駅 | 36.7万/㎡ (13.4年/75.0㎡) | 24.3万/㎡ (29.8年/80.0㎡) | 27.3万/㎡ (23.7年/80.3㎡) |
上豊田駅 | 19.0万/㎡ (28.1年/82.5㎡) | - | 20.5万/㎡ (26.5年/77.5㎡) |
浄水駅 | 45.4万/㎡ (11.8年/81.7㎡) | 36.9万/㎡ (18.6年/79.3㎡) | 41.6万/㎡ (11.6年/78.3㎡) |
三好ケ丘駅 | 22.1万/㎡ (31.7年/81.0㎡) | 23.7万/㎡ (28.3年/83.1㎡) | 21.0万/㎡ (26.8年/80.2㎡) |
黒笹駅 | 9.4万/㎡ (43.0年/62.5㎡) | - | 7.9万/㎡ (41.0年/70.0㎡) |
米野木駅 | 48.8万/㎡ (12.0年/80.0㎡) | 30.1万/㎡ (15.4年/92.5㎡) | 43.3万/㎡ (10.1年/92.5㎡) |
日進駅 | 18.5万/㎡ (30.7年/79.3㎡) | 22.1万/㎡ (28.7年/78.8㎡) | 20.9万/㎡ (29.0年/78.6㎡) |
赤池駅 | 40.2万/㎡ (16.7年/82.5㎡) | 34.1万/㎡ (19.1年/79.3㎡) | 28.7万/㎡ (22.0年/80.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
米野木駅 48.8 万/㎡(昨年同期比 +61.8 %)
米野木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +61.8%( +18.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 15.4年から -22.0 %減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 92.5 ㎡から -13.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 15.4 年 → 2024年 12.0 年、-22.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.3 分 → 2024年 1.0 分、-91.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 100.0 %)
梅坪駅 36.7 万/㎡(昨年同期比 +51.1 %)
梅坪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +51.1%( +12.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.4年(昨年 29.8年から -55.0 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -6.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.8 年 → 2024年 13.4 年、-55.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 10.3 分 → 2024年 9.0 分、-12.9 %と減少)
日進駅 18.5 万/㎡(昨年同期比 -16.4 %)
日進駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -16.4%( -3.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて -57.7%( -30件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 28.7年から +7.2 %増)。平均専有面積は 79.3 ㎡ (昨年 78.8 ㎡から +0.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.2 % → 2024年 21.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.8 % → 2024年 47.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 % → 2024年 33.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.1 % → 2024年 5.3 %)
三好ケ丘駅 22.1 万/㎡(昨年同期比 -6.9 %)
三好ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -6.9%( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -68.8%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 28.3年から +12.2 %増)。平均専有面積は 81.0 ㎡ (昨年 83.1 ㎡から -2.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 28.3 年 → 2024年 31.7 年、+12.2 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 93.8 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示