物件種別
対象路線
調査期間
中古マンション
2024年
2024年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古マンション相場の概況

2024年1月〜3月期の名鉄常滑線 (神宮前駅常滑駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.0%( -0.7万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 47 件(1年前(2023年)に比べて -83.2%( -233件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.4年(昨年 28.2年から +1.0 %増)。平均専有面積は 74.9 ㎡ (昨年 73.4 ㎡から +2.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。豊田本町駅聚楽園駅朝倉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは名和駅で昨年に比べ +114.1 %、単価は 17.9 万円/㎡となった。

上位 2 駅(名和駅豊田本町駅)は +95.2 %(単価 +10.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(尾張横須賀駅柴田駅)は -43.3 %(単価 -9.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.5 % → 2024年 4.4 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 24.3 % → 2024年 22.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 45.3 % → 2024年 51.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.7 % → 2024年 19.1 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった太田川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +3.3%( +1.5万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -87.0%( -20件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった朝倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +52.1%( +1.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -81.8%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。

名鉄常滑線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
名鉄常滑線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
神宮前駅37.5万/㎡
(23.5年/79.2㎡)
35.2万/㎡
(23.8年/71.4㎡)
41.5万/㎡
(17.3年/75.7㎡)
豊田本町駅24.5万/㎡
(27.7年/71.7㎡)
13.9万/㎡
(42.4年/70.0㎡)
19.6万/㎡
(34.4年/68.2㎡)
道徳駅18.3万/㎡
(29.5年/80.0㎡)
19.5万/㎡
(29.8年/76.2㎡)
22.8万/㎡
(27.6年/77.0㎡)
大江駅24.9万/㎡
(23.8年/73.0㎡)
25.3万/㎡
(19.1年/77.9㎡)
33.2万/㎡
(13.9年/69.3㎡)
大同町駅15.8万/㎡
(33.0年/70.0㎡)
20.5万/㎡
(32.3年/68.3㎡)
13.9万/㎡
(36.8年/71.1㎡)
柴田駅11.5万/㎡
(43.0年/78.3㎡)
19.0万/㎡
(28.3年/75.7㎡)
17.5万/㎡
(32.9年/76.2㎡)
名和駅17.9万/㎡
(25.5年/85.0㎡)
8.4万/㎡
(47.1年/66.8㎡)
14.0万/㎡
(32.3年/79.1㎡)
聚楽園駅20.4万/㎡
(29.5年/70.0㎡)
16.3万/㎡
(36.2年/61.0㎡)
21.3万/㎡
(22.7年/82.3㎡)
新日鉄前駅-17.9万/㎡
(28.4年/60.6㎡)
17.1万/㎡
(15.5年/70.0㎡)
太田川駅45.2万/㎡
(18.0年/75.0㎡)
43.8万/㎡
(13.7年/77.0㎡)
34.8万/㎡
(16.8年/77.5㎡)
尾張横須賀駅13.7万/㎡
(34.0年/82.5㎡)
26.0万/㎡
(19.5年/81.2㎡)
26.0万/㎡
(18.0年/81.6㎡)
寺本駅--24.4万/㎡
(15.3年/90.0㎡)
朝倉駅4.4万/㎡
(50.0年/50.0㎡)
2.9万/㎡
(49.9年/52.3㎡)
7.0万/㎡
(47.3年/55.0㎡)
古見駅-5.2万/㎡
(47.9年/65.0㎡)
16.2万/㎡
(32.8年/80.0㎡)
長浦駅-6.0万/㎡
(33.0年/75.0㎡)
12.3万/㎡
(29.9年/76.7㎡)
日長駅---
新舞子駅-25.0万/㎡
(18.6年/77.6㎡)
33.5万/㎡
(9.9年/77.9㎡)
大野町駅11.8万/㎡
(33.0年/65.0㎡)
12.2万/㎡
(32.8年/90.0㎡)
19.5万/㎡
(24.8年/77.0㎡)
榎戸駅---
多屋駅23.6万/㎡
(16.0年/65.0㎡)
23.1万/㎡
(15.3年/80.0㎡)
21.1万/㎡
(14.3年/95.0㎡)
常滑駅17.4万/㎡
(30.7年/83.3㎡)
20.8万/㎡
(23.0年/85.0㎡)
16.4万/㎡
(25.2年/82.9㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

名和駅17.9 万/㎡(昨年同期比 +114.1 %)

名和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +114.1%( +9.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -81.8%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.5年(昨年 47.1年から -45.8 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 66.8 ㎡から +27.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 47.1 年 → 2024年 25.5 年、-45.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2023年 16.6 分 → 2024年 19.0 分、+14.2 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.4 % → 2024年 100.0 %)

豊田本町駅24.5 万/㎡(昨年同期比 +76.4 %)

豊田本町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +76.4%( +10.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -87.0%( -20件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.7年(昨年 42.4年から -34.7 %減)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +2.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 42.4 年 → 2024年 27.7 年、-34.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.3 分 → 2024年 5.0 分、-39.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 78.3 % → 2024年 33.3 %)

尾張横須賀駅13.7 万/㎡(昨年同期比 -47.2 %)

尾張横須賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -47.2%( -12.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -91.7%( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 34.0年(昨年 19.5年から +74.4 %増)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 81.2 ㎡から +1.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2023年 19.5 年 → 2024年 34.0 年、+74.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2023年 4.9 分 → 2024年 5.5 分、+12.8 %と増加)

柴田駅11.5 万/㎡(昨年同期比 -39.4 %)

柴田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -39.4%( -7.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 43.0年(昨年 28.3年から +52.1 %増)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 75.7 ㎡から +3.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.2 分 → 2024年 4.7 分、-35.2 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2023年 28.3 年 → 2024年 43.0 年、+52.1 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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