【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR山陽本線 (瀬戸駅~笠岡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +3.9%( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 81 件(1年前(2023年)に比べて -87.8%( -582件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 19.9年から -4.9 %減)。平均専有面積は 71.9 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から -0.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。西川原駅、中庄駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中庄駅で昨年に比べ +73.1 %、単価は 42.2 万円/㎡となった。
上位 2 駅(中庄駅、西川原駅)は +57.5 %(単価 +14.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(倉敷駅、高島駅)は -9.2 %(単価 -2.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.4 % → 2024年 15.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.5 % → 2024年 3.8 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.0 % → 2024年 4.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 43.9 % → 2024年 44.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北長瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +18.2%( +6.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -97.8%( -45件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.1%( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -68.8%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR山陽本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
瀬戸駅 | - | 25.3万/㎡ (21.0年/75.0㎡) | 14.7万/㎡ (20.8年/75.0㎡) |
東岡山駅 | - | 16.1万/㎡ (24.8年/67.0㎡) | 16.5万/㎡ (27.5年/63.8㎡) |
高島駅 | 19.3万/㎡ (26.4年/70.0㎡) | 21.2万/㎡ (25.4年/71.2㎡) | 19.2万/㎡ (24.1年/74.8㎡) |
西川原駅 | 39.1万/㎡ (6.0年/75.0㎡) | 27.5万/㎡ (24.3年/75.3㎡) | 28.3万/㎡ (21.1年/78.7㎡) |
岡山駅 | 37.2万/㎡ (17.4年/73.0㎡) | 34.0万/㎡ (19.5年/72.2㎡) | 31.3万/㎡ (22.0年/73.0㎡) |
北長瀬駅 | 42.4万/㎡ (4.0年/85.0㎡) | 35.8万/㎡ (11.8年/83.2㎡) | 36.7万/㎡ (10.8年/85.2㎡) |
庭瀬駅 | - | 26.7万/㎡ (18.6年/71.0㎡) | 26.5万/㎡ (16.6年/77.2㎡) |
中庄駅 | 42.2万/㎡ (6.0年/90.0㎡) | 24.4万/㎡ (25.2年/48.6㎡) | 28.8万/㎡ (21.8年/59.1㎡) |
倉敷駅 | 26.7万/㎡ (22.4年/68.8㎡) | 29.5万/㎡ (21.0年/72.9㎡) | 29.1万/㎡ (18.8年/72.2㎡) |
西阿知駅 | - | 16.5万/㎡ (32.0年/85.0㎡) | 20.0万/㎡ (18.5年/85.0㎡) |
新倉敷駅 | - | 29.9万/㎡ (16.2年/71.7㎡) | 28.9万/㎡ (18.3年/90.0㎡) |
笠岡駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
中庄駅 42.2 万/㎡(昨年同期比 +73.1 %)
中庄駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +73.1%( +17.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -95.5%( -21件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.0年(昨年 25.2年から -76.2 %減)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 48.6 ㎡から +85.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.2 年 → 2024年 6.0 年、-76.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 14.0 分、+180.0 %と大きく増加)
西川原駅 39.1 万/㎡(昨年同期比 +42.0 %)
西川原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +42.0%( +11.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -93.3%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.0年(昨年 24.3年から -75.2 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.3 ㎡から -0.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 24.3 年 → 2024年 6.0 年、-75.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.4 分 → 2024年 10.0 分、-25.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 50.0 %)
倉敷駅 26.7 万/㎡(昨年同期比 -9.3 %)
倉敷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.3%( -2.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて -84.8%( -139件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 21.0年から +6.6 %増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 72.9 ㎡から -5.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 % → 2024年 12.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 47.0 % → 2024年 44.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.5 分 → 2024年 13.8 分、+19.8 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.6 % → 2024年 4.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.3 % → 2024年 8.0 %)
高島駅 19.3 万/㎡(昨年同期比 -9.1 %)
高島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.1%( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -68.8%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 25.4年から +3.9 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から -1.8 %減)。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 81.2 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示