【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR身延線 (国母駅~甲府駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -1.9%( -0.6万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -52.1%( -38件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 20.2年から +12.2 %増)。平均専有面積は 60.7 ㎡ (昨年 66.8 ㎡から -9.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。国母駅、甲斐住吉駅、南甲府駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは甲斐住吉駅で昨年に比べ +86.7 %、単価は 18.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(甲斐住吉駅)は +86.7 %(単価 +8.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(金手駅)は -39.4 %(単価 -8.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.7 % → 2024年 13.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 20.2 年 → 2024年 22.6 年、+12.2 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 45.0 % → 2024年 52.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.3 % → 2024年 5.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国母駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +50.8%( +11.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった金手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -39.4%( -8.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR身延線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
国母駅 | 34.7万/㎡ (0年/75.0㎡) | 23.0万/㎡ (19.0年/70.0㎡) | 20.7万/㎡ (24.5年/75.0㎡) |
甲斐住吉駅 | 18.7万/㎡ (0年/75.0㎡) | 10.0万/㎡ (31.8年/40.0㎡) | 10.0万/㎡ (30.3年/40.0㎡) |
南甲府駅 | 22.1万/㎡ (27.0年/72.5㎡) | 14.9万/㎡ (31.2年/67.3㎡) | 12.6万/㎡ (29.9年/68.3㎡) |
善光寺駅 | - | - | 13.2万/㎡ (31.3年/60.0㎡) |
金手駅 | 13.1万/㎡ (31.0年/50.0㎡) | 21.6万/㎡ (16.6年/46.7㎡) | 9.8万/㎡ (41.9年/55.0㎡) |
甲府駅 | 31.7万/㎡ (22.0年/59.7㎡) | 35.4万/㎡ (17.6年/68.0㎡) | 27.6万/㎡ (20.4年/61.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
甲斐住吉駅 18.7 万/㎡(昨年同期比 +86.7 %)
甲斐住吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +86.7%( +8.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +87.5 %増)。
金手駅 13.1 万/㎡(昨年同期比 -39.4 %)
金手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -39.4%( -8.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 16.6年から +86.4 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 46.7 ㎡から +7.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.6 年 → 2024年 31.0 年、+86.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.3 分 → 2024年 15.5 分、+111.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示