【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のおおさか東線 (新大阪駅～久宝寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +18.8％( +6.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 102 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +68件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 31.7年から -18.1 ％減)。平均専有面積は 56.3 ㎡ (昨年 55.6 ㎡から +1.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。新大阪駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新大阪駅で昨年に比べ +26.9 ％、単価は 43.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新大阪駅)は +26.9 ％(単価 +9.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(JR野江駅)は -10.3 ％(単価 -2.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 31.7 年 → 2021年 25.9 年、-18.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.4 ％ → 2021年 26.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 ％ → 2021年 17.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 ％ → 2021年 17.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.0 ％ → 2021年 2.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった放出駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +16.1％( +7.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったJR野江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -10.3％( -2.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| おおさか東線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新大阪駅 | 43.0万/㎡ (30.2年/42.9㎡) | 33.9万/㎡ (35.0年/35.7㎡) | 35.0万/㎡ (33.9年/33.6㎡) |
| 南吹田駅 | - | - | - |
| JR淡路駅 | 33.0万/㎡ (30.0年/48.3㎡) | - | 20.0万/㎡ (29.0年/15.0㎡) |
| 城北公園通駅 | 32.1万/㎡ (31.0年/72.0㎡) | 30.7万/㎡ (32.0年/65.8㎡) | 25.3万/㎡ (26.0年/75.0㎡) |
| JR野江駅 | 24.5万/㎡ (54.0年/57.5㎡) | 27.3万/㎡ (53.0年/55.0㎡) | 90.0万/㎡ (1.0年/20.0㎡) |
| 鴫野駅 | 36.5万/㎡ (21.6年/66.9㎡) | 35.4万/㎡ (28.7年/70.0㎡) | 36.6万/㎡ (17.8年/68.8㎡) |
| 放出駅 | 52.7万/㎡ (16.9年/61.4㎡) | 45.4万/㎡ (19.4年/73.0㎡) | 35.6万/㎡ (19.7年/83.3㎡) |
| 高井田中央駅 | - | - | - |
| JR河内永和駅 | - | - | - |
| JR俊徳道駅 | - | 15.3万/㎡ (47.0年/85.0㎡) | - |
| JR長瀬駅 | - | - | - |
| 衣摺加美北駅 | - | - | - |
| 新加美駅 | 31.7万/㎡ (22.0年/60.0㎡) | - | - |
| 久宝寺駅 | 47.5万/㎡ (10.2年/73.6㎡) | - | 43.3万/㎡ (12.5年/66.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新大阪駅 43.0 万/㎡(昨年同期比 +26.9 ％)
新大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +26.9％( +9.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 47 件(１年前(2020年)に比べて +235.7％( +33件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.2年(昨年 35.0年から -13.7 ％減)。平均専有面積は 42.9 ㎡ (昨年 35.7 ㎡から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 35.0 年 → 2021年 30.2 年、-13.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 46.2 ％ → 2021年 19.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.1 分 → 2021年 7.6 分、+25.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 38.5 ％ → 2021年 48.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 25.5 ％)
JR野江駅 24.5 万/㎡(昨年同期比 -10.3 ％)
JR野江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -10.3％( -2.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 54.0年(昨年 53.0年から +1.9 ％増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +4.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示