【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期のJR千歳線 (千歳駅~白石駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -3.1%( -0.6万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 44 件(1年前(2020年)に比べて +158.8%( +27件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 27.0年から +6.9 %増)。平均専有面積は 73.0 ㎡ (昨年 70.9 ㎡から +2.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。上野幌駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは上野幌駅で昨年に比べ -12.5 %、単価は 17.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(白石駅)は +0.9 %(単価 +0.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(上野幌駅)は -12.5 %(単価 -2.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.1 分 → 2021年 8.5 分、-29.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 76.5 % → 2021年 75.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 % → 2021年 12.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 % → 2021年 7.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった白石駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +0.9%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +120.0%( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上野幌駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -12.5%( -2.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR千歳線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千歳駅 | 10.7万/㎡ (24.9年/80.0㎡) | - | - |
恵庭駅 | 14.7万/㎡ (29.9年/75.0㎡) | - | - |
島松駅 | - | - | - |
北広島駅 | 22.5万/㎡ (25.2年/86.7㎡) | - | - |
上野幌駅 | 17.5万/㎡ (26.5年/80.0㎡) | 20.0万/㎡ (23.5年/75.0㎡) | - |
新札幌駅 | 11.4万/㎡ (38.5年/70.0㎡) | - | - |
平和駅 | - | 13.2万/㎡ (29.5年/75.0㎡) | 6.2万/㎡ (25.5年/80.0㎡) |
白石駅 | 21.0万/㎡ (29.3年/70.8㎡) | 20.8万/㎡ (27.1年/70.3㎡) | 17.5万/㎡ (29.0年/63.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
白石駅 21.0 万/㎡(昨年同期比 +0.9 %)
白石駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +0.9%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +120.0%( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 27.1年から +8.3 %増)。平均専有面積は 70.8 ㎡ (昨年 70.3 ㎡から +0.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.3 分 → 2021年 8.1 分、-27.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 73.3 % → 2021年 73.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 10.0 %)
上野幌駅 17.5 万/㎡(昨年同期比 -12.5 %)
上野幌駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -12.5%( -2.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.5年(昨年 23.5年から +12.8 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +6.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.0 分 → 2021年 16.0 分、-20.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 23.5 年 → 2021年 26.5 年、+12.8 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示