【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年10月〜12月期の阪急甲陽線 (夙川駅～甲陽園駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +2.4％( +1.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 48 件(１年前(2021年)に比べて +11.6％( +5件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 26.2年から +1.1 ％増)。平均専有面積は 80.8 ㎡ (昨年 82.6 ㎡から -2.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。夙川駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは夙川駅で昨年に比べ +11.2 ％、単価は 48.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(夙川駅)は +11.2 ％(単価 +4.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(苦楽園口駅)は +1.4 ％(単価 +0.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 12.0 分 → 2022年 10.3 分、-13.7 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.3 ％ → 2022年 8.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.0 ％ → 2022年 10.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.6 ％ → 2022年 22.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった夙川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +11.2％( +4.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -27.8％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった甲陽園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +4.5％( +1.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて +77.8％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 阪急甲陽線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 夙川駅 | 48.6万/㎡ (30.5年/80.0㎡) | 43.8万/㎡ (29.0年/77.8㎡) | 58.4万/㎡ (23.6年/68.3㎡) |
| 苦楽園口駅 | 43.5万/㎡ (26.8年/79.7㎡) | 42.9万/㎡ (26.6年/85.6㎡) | 39.8万/㎡ (25.5年/90.0㎡) |
| 甲陽園駅 | 36.6万/㎡ (22.8年/82.8㎡) | 35.0万/㎡ (19.7年/86.7㎡) | 27.9万/㎡ (32.8年/79.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
夙川駅 48.6 万/㎡(昨年同期比 +11.2 ％)
夙川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +11.2％( +4.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -27.8％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 29.0年から +5.1 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 77.8 ㎡から +2.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.6 ％ → 2022年 16.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.9 ％ → 2022年 23.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.8 ％ → 2022年 38.5 ％)
苦楽園口駅 43.5 万/㎡(昨年同期比 +1.4 ％)
苦楽園口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +1.4％( +0.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて +18.8％( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 26.6年から +0.5 ％増)。平均専有面積は 79.7 ㎡ (昨年 85.6 ㎡から -6.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 56.2 ％ → 2022年 52.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.8 ％ → 2022年 21.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示