【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の阪急甲陽線 (夙川駅～甲陽園駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -21.5％( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 67 件(１年前(2020年)に比べて +272.2％( +49件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 22.5年から +13.7 ％増)。平均専有面積は 80.4 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +11.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。夙川駅、甲陽園駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは苦楽園口駅で昨年に比べ -22.3 ％、単価は 39.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(夙川駅)は -15.7 ％(単価 -8.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(苦楽園口駅)は -22.3 ％(単価 -11.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 13.3 分 → 2021年 11.9 分、-10.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 ％ → 2021年 13.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 22.5 年 → 2021年 25.6 年、+13.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 27.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった夙川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -15.7％( -8.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて +57.1％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった甲陽園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -19.3％( -6.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2020年)に比べて +266.7％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 阪急甲陽線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 夙川駅 | 45.8万/㎡ (25.6年/75.0㎡) | 54.3万/㎡ (19.6年/65.7㎡) | 55.2万/㎡ (16.1年/76.0㎡) |
| 苦楽園口駅 | 39.5万/㎡ (24.7年/84.0㎡) | 50.8万/㎡ (32.3年/70.0㎡) | 43.5万/㎡ (23.7年/80.5㎡) |
| 甲陽園駅 | 27.9万/㎡ (27.2年/77.7㎡) | 34.5万/㎡ (17.9年/82.5㎡) | 34.5万/㎡ (21.1年/80.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
夙川駅 45.8 万/㎡(昨年同期比 -15.7 ％)
夙川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -15.7％( -8.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて +57.1％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 19.6年から +31.1 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 65.7 ㎡から +14.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 27.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.6 年 → 2021年 25.6 年、+31.1 ％と大きく増加)
苦楽園口駅 39.5 万/㎡(昨年同期比 -22.3 ％)
苦楽園口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -22.3％( -11.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 34 件(１年前(2020年)に比べて +580.0％( +29件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 32.3年から -23.4 ％減)。平均専有面積は 84.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 32.3 年 → 2021年 24.7 年、-23.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 26.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示