【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年10月〜12月期のJR京都線 (京都駅~山崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +19.7%( +8.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 44 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.5年(昨年 25.4年から -3.7 %減)。平均専有面積は 64.8 ㎡ (昨年 64.5 ㎡から +0.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。京都駅、西大路駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京都駅で昨年に比べ +42.3 %、単価は 73.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(京都駅)は +42.3 %(単価 +21.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(向日町駅)は -2.6 %(単価 -0.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 11.0 分 → 2023年 9.9 分、-10.2 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 30.2 % → 2023年 29.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 23.3 % → 2023年 22.7 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.3 % → 2023年 6.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 14.6 % → 2023年 14.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +42.3%( +21.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった向日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -2.6%( -0.8万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR京都線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京都駅 | 73.0万/㎡ (16.9年/55.7㎡) | 51.3万/㎡ (23.8年/43.3㎡) | 43.1万/㎡ (26.4年/31.2㎡) |
西大路駅 | 47.1万/㎡ (25.9年/50.4㎡) | 37.7万/㎡ (27.9年/62.4㎡) | 39.9万/㎡ (26.5年/57.5㎡) |
桂川駅 | 48.2万/㎡ (23.3年/71.7㎡) | 44.2万/㎡ (24.7年/73.5㎡) | 42.7万/㎡ (23.2年/69.4㎡) |
向日町駅 | 29.2万/㎡ (30.5年/76.2㎡) | 30.0万/㎡ (32.3年/75.0㎡) | 22.7万/㎡ (37.2年/63.6㎡) |
長岡京駅 | 46.2万/㎡ (29.1年/79.2㎡) | 43.7万/㎡ (18.8年/72.9㎡) | 32.4万/㎡ (38.1年/68.2㎡) |
山崎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 73.0 万/㎡(昨年同期比 +42.3 %)
京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +42.3%( +21.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 23.8年から -28.9 %減)。平均専有面積は 55.7 ㎡ (昨年 43.3 ㎡から +28.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 23.8 年 → 2023年 16.9 年、-28.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 7.5 分 → 2023年 6.6 分、-12.4 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 80.0 % → 2023年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 14.3 %)
向日町駅 29.2 万/㎡(昨年同期比 -2.6 %)
向日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -2.6%( -0.8万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 32.3年から -5.4 %減)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +1.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 20.0 分、+42.9 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示