【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の筑豊電鉄線 (熊西駅～筑豊直方駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.0万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -29.4％( -18.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.0年(昨年 17.5年から +94.3 ％増)。平均土地面積は 94.4 坪 (昨年 74.1 坪から +27.4 ％増)。平均建物面積は 57.2 坪 (昨年 35.6 坪から +60.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。楠橋駅、木屋瀬駅、遠賀野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは遠賀野駅で昨年に比べ +92.8 ％、坪単価は 60.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(遠賀野駅、木屋瀬駅)は +75.5 ％(坪単価 +25.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(通谷駅、三ケ森駅)は -65.6 ％(坪単価 -36.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 7.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 ％ → 2022年 3.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.5 年 → 2022年 34.0 年、+94.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 ％ → 2022年 55.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 53.3 ％ → 2022年 18.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった今池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +7.6％( +7.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった通谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -76.4％( -34.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 筑豊電鉄線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 熊西駅 | 29.8万/坪 (33.0年/115坪) | - | - |
| 萩原駅 | 20.9万/坪 (0年/81.7坪) | - | 86.2万/坪 (8.0年/52.9坪) |
| 穴生駅 | 83.8万/坪 (26.5年/42.4坪) | 130万/坪 (1.0年/65.0坪) | - |
| 森下駅 | 106万/坪 (1.0年/45.4坪) | - | - |
| 今池駅 | 99.2万/坪 (2.0年/54.5坪) | 92.1万/坪 (1.0年/49.2坪) | 71.2万/坪 (26.0年/96.3坪) |
| 永犬丸駅 | 56.7万/坪 (30.3年/51.0坪) | 57.9万/坪 (25.0年/77.9坪) | 29.8万/坪 (57.0年/49.9坪) |
| 三ケ森駅 | 32.0万/坪 (48.7年/102坪) | 70.8万/坪 (1.8年/40.5坪) | 95.2万/坪 (34.0年/102坪) |
| 西山駅 | 22.0万/坪 (48.0年/90.8坪) | - | 4.7万/坪 (0年/43.9坪) |
| 通谷駅 | 10.6万/坪 (51.8年/83.9坪) | 44.8万/坪 (24.3年/82.4坪) | 21.1万/坪 (45.4年/81.9坪) |
| 東中間駅 | 19.0万/坪 (19.0年/77.1坪) | - | 13.9万/坪 (43.0年/57.5坪) |
| 筑豊中間駅 | - | 49.2万/坪 (34.7年/81.2坪) | 64.0万/坪 (34.4年/91.8坪) |
| 希望が丘高校前駅 | - | 20.3万/坪 (27.0年/75.6坪) | 7.3万/坪 (51.0年/81.7坪) |
| 筑豊香月駅 | - | 75.1万/坪 (1.0年/49.9坪) | - |
| 楠橋駅 | 60.1万/坪 (1.0年/42.4坪) | 49.8万/坪 (22.5年/126坪) | 33.6万/坪 (32.0年/62.8坪) |
| 新木屋瀬駅 | 81.4万/坪 (4.0年/575坪) | 69.3万/坪 (1.0年/49.2坪) | 65.2万/坪 (0.5年/152坪) |
| 木屋瀬駅 | 61.0万/坪 (26.0年/103坪) | 38.6万/坪 (33.5年/74.1坪) | 6.2万/坪 (32.0年/62.5坪) |
| 遠賀野駅 | 60.1万/坪 (14.0年/60.5坪) | 31.2万/坪 (36.0年/103坪) | 23.0万/坪 (51.0年/119坪) |
| 感田駅 | - | 12.1万/坪 (47.0年/145坪) | 13.9万/坪 (44.0年/63.5坪) |
| 筑豊直方駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
遠賀野駅 60.1 万/坪(昨年同期比 +92.8 ％)
遠賀野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.1万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +92.8％( +28.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 36.0年から -61.1 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 102.9 坪から -41.2 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 38.6 坪から -13.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 36.0 年 → 2022年 14.0 年、-61.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.0 分 → 2022年 23.0 分、+91.7 ％と大きく増加)
木屋瀬駅 61.0 万/坪(昨年同期比 +58.2 ％)
木屋瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.0万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +58.2％( +22.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 33.5年から -22.4 ％減)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 74.1 坪から +38.8 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 35.5 坪から +10.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 33.5 年 → 2022年 26.0 年、-22.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
通谷駅 10.6 万/坪(昨年同期比 -76.4 ％)
通谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -76.4％( -34.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 51.8年(昨年 24.3年から +113.4 ％増)。平均土地面積は 83.9 坪 (昨年 82.4 坪から +1.8 ％増)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 40.1 坪から -33.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.3 年 → 2022年 51.8 年、+113.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
三ケ森駅 32.0 万/坪(昨年同期比 -54.7 ％)
三ケ森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -54.7％( -38.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 48.7年(昨年 1.8年から +2679.4 ％増)。平均土地面積は 101.7 坪 (昨年 40.5 坪から +151.4 ％増)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 31.0 坪から +25.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 1.8 年 → 2022年 48.7 年、+2679.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.2 分 → 2022年 18.4 分、+28.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示