【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の京阪宇治線 (中書島駅~宇治駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.5万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +24.9%( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて -29.3%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 28.9年から -7.8 %減)。平均土地面積は 40.9 坪 (昨年 72.6 坪から -43.6 %減)。平均建物面積は 31.9 坪 (昨年 37.4 坪から -14.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。黄檗駅、三室戸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは桃山南口駅で昨年に比べ +704.9 %、坪単価は 141 万円/坪となった。
上位 2 駅(桃山南口駅、観月橋駅)は +414.3 %(坪単価 +94.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(中書島駅、宇治駅)は -32.2 %(坪単価 -35.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.1 分 → 2022年 12.3 分、-23.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 % → 2022年 6.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 41.0 % → 2022年 25.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.5 % → 2022年 40.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 12.2 % → 2022年 10.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桃山南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +704.9%( +123.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中書島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.4万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -53.7%( -64.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
京阪宇治線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中書島駅 | 55.4万/坪 (23.1年/17.4坪) | 120万/坪 (4.8年/23.7坪) | 76.8万/坪 (15.4年/56.8坪) |
観月橋駅 | 120万/坪 (31.4年/43.5坪) | 53.6万/坪 (38.6年/29.7坪) | 40.3万/坪 (41.1年/39.8坪) |
桃山南口駅 | 141万/坪 (0.8年/33.3坪) | 17.5万/坪 (55.8年/21.2坪) | 48.5万/坪 (51.8年/21.6坪) |
六地蔵駅 | 66.2万/坪 (42.8年/79.4坪) | 57.7万/坪 (33.3年/144坪) | 83.1万/坪 (22.3年/42.0坪) |
木幡駅 | 77.7万/坪 (28.2年/37.1坪) | 67.8万/坪 (30.8年/87.5坪) | 39.5万/坪 (33.4年/39.6坪) |
黄檗駅 | 93.7万/坪 (22.8年/90.8坪) | 75.7万/坪 (26.0年/49.6坪) | 72.2万/坪 (18.0年/38.1坪) |
三室戸駅 | 122万/坪 (0.25年/38.6坪) | 63.2万/坪 (42.8年/61.5坪) | 94.9万/坪 (18.4年/33.7坪) |
宇治駅 | 59.6万/坪 (38.2年/43.0坪) | 66.7万/坪 (22.6年/90.6坪) | 77.2万/坪 (18.4年/51.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
桃山南口駅 140.9 万/坪(昨年同期比 +704.9 %)
桃山南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +704.9%( +123.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 55.8年から -98.6 %減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 21.2 坪から +57.1 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 25.7 坪から +11.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 55.8 年 → 2022年 0.8 年、-98.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 8.0 分、+166.7 %と大きく増加)
観月橋駅 119.9 万/坪(昨年同期比 +123.8 %)
観月橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +123.8%( +66.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 38.6年から -18.5 %減)。平均土地面積は 43.5 坪 (昨年 29.7 坪から +46.2 %増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 25.2 坪から +53.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 38.6 年 → 2022年 31.4 年、-18.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 9.3 分 → 2022年 8.2 分、-11.6 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 33.3 %)
中書島駅 55.4 万/坪(昨年同期比 -53.7 %)
中書島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.4万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -53.7%( -64.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 4.8年から +385.7 %増)。平均土地面積は 17.4 坪 (昨年 23.7 坪から -26.6 %減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 28.2 坪から -6.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 4.8 年 → 2022年 23.1 年、+385.7 %と大きく増加)
宇治駅 59.6 万/坪(昨年同期比 -10.6 %)
宇治駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.6万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -10.6%( -7.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.2年(昨年 22.6年から +69.2 %増)。平均土地面積は 43.0 坪 (昨年 90.6 坪から -52.6 %減)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 35.6 坪から -16.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.7 分 → 2022年 13.8 分、-44.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.6 年 → 2022年 38.2 年、+69.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示