【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の京阪本線 (淀屋橋駅～樟葉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +14.1％( +6.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 127 件(１年前(2022年)に比べて +8.5％( +10件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 26.7年から -7.4 ％減)。平均専有面積は 53.5 ㎡ (昨年 59.1 ㎡から -9.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。京橋駅、門真市駅、古川橋駅、枚方市駅、牧野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは光善寺駅で昨年に比べ +204.3 ％、単価は 36.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(光善寺駅、牧野駅)は +145.7 ％(単価 +19.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(守口市駅、大和田駅)は -33.3 ％(単価 -13.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 7.2 分、-20.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.9 ％ → 2023年 26.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.6 ％ → 2023年 28.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 26.5 ％ → 2023年 25.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった淀屋橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は106万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +10.8％( +10.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -60.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった門真市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +29.7％( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 京阪本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 淀屋橋駅 | 106万/㎡ (8.0年/67.5㎡) | 95.7万/㎡ (17.4年/59.0㎡) | 71.2万/㎡ (20.0年/45.0㎡) |
| 北浜駅 | 79.7万/㎡ (15.9年/47.8㎡) | 95.7万/㎡ (8.9年/44.3㎡) | 89.3万/㎡ (8.7年/43.7㎡) |
| 天満橋駅 | 71.7万/㎡ (14.1年/32.3㎡) | 63.5万/㎡ (22.4年/35.0㎡) | 65.7万/㎡ (16.2年/32.2㎡) |
| 京橋駅 | 65.7万/㎡ (19.5年/38.6㎡) | 47.8万/㎡ (28.6年/63.3㎡) | 44.8万/㎡ (28.9年/55.2㎡) |
| 野江駅 | 37.0万/㎡ (34.9年/68.3㎡) | 32.5万/㎡ (34.4年/45.0㎡) | 40.0万/㎡ (21.0年/73.8㎡) |
| 関目駅 | 40.5万/㎡ (29.8年/61.2㎡) | 34.3万/㎡ (36.7年/62.9㎡) | 31.5万/㎡ (37.2年/60.6㎡) |
| 森小路駅 | 34.2万/㎡ (41.6年/63.0㎡) | - | 27.1万/㎡ (47.0年/85.0㎡) |
| 千林駅 | - | - | 41.7万/㎡ (9.0年/60.0㎡) |
| 滝井駅 | - | 18.2万/㎡ (35.0年/55.0㎡) | 41.4万/㎡ (12.0年/70.0㎡) |
| 土居駅 | - | - | - |
| 守口市駅 | 28.0万/㎡ (50.0年/75.0㎡) | 47.8万/㎡ (18.0年/62.5㎡) | 29.1万/㎡ (40.0年/65.0㎡) |
| 西三荘駅 | - | 44.6万/㎡ (7.0年/65.0㎡) | 30.8万/㎡ (23.0年/65.0㎡) |
| 門真市駅 | 19.5万/㎡ (42.0年/56.7㎡) | 15.0万/㎡ (44.0年/63.8㎡) | 16.6万/㎡ (32.5年/57.5㎡) |
| 古川橋駅 | 38.6万/㎡ (25.0年/68.3㎡) | 22.5万/㎡ (16.0年/72.5㎡) | 27.6万/㎡ (27.0年/68.8㎡) |
| 大和田駅 | 20.4万/㎡ (37.2年/68.3㎡) | 27.2万/㎡ (37.0年/66.7㎡) | 21.8万/㎡ (32.8年/66.2㎡) |
| 萱島駅 | - | - | - |
| 寝屋川市駅 | 25.0万/㎡ (27.5年/68.3㎡) | 23.5万/㎡ (30.5年/64.5㎡) | 23.2万/㎡ (25.8年/67.8㎡) |
| 香里園駅 | 24.6万/㎡ (36.3年/70.7㎡) | 25.8万/㎡ (30.7年/72.9㎡) | 26.0万/㎡ (28.1年/71.1㎡) |
| 光善寺駅 | 36.9万/㎡ (23.0年/65.0㎡) | 12.1万/㎡ (37.3年/76.2㎡) | 18.5万/㎡ (30.5年/73.6㎡) |
| 枚方公園駅 | 31.4万/㎡ (26.5年/71.7㎡) | 30.2万/㎡ (25.7年/74.2㎡) | 33.7万/㎡ (15.6年/71.0㎡) |
| 枚方市駅 | 37.2万/㎡ (32.2年/73.0㎡) | 22.6万/㎡ (42.0年/60.0㎡) | 29.7万/㎡ (19.5年/74.2㎡) |
| 御殿山駅 | 28.5万/㎡ (22.8年/63.8㎡) | - | 22.4万/㎡ (29.0年/60.0㎡) |
| 牧野駅 | 28.7万/㎡ (31.8年/61.2㎡) | 15.3万/㎡ (46.0年/75.0㎡) | 27.2万/㎡ (23.5年/67.5㎡) |
| 樟葉駅 | 32.8万/㎡ (34.5年/70.0㎡) | 38.1万/㎡ (26.2年/68.0㎡) | 28.0万/㎡ (33.2年/62.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
光善寺駅 36.9 万/㎡(昨年同期比 +204.3 ％)
光善寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +204.3％( +24.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 37.3年から -38.3 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から -14.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 37.3 年 → 2023年 23.0 年、-38.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.8 分 → 2023年 2.0 分、-79.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
牧野駅 28.7 万/㎡(昨年同期比 +87.1 ％)
牧野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +87.1％( +13.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 46.0年から -31.0 ％減)。平均専有面積は 61.2 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -18.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 46.0 年 → 2023年 31.8 年、-31.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.0 分 → 2023年 6.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
守口市駅 28.0 万/㎡(昨年同期比 -41.4 ％)
守口市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -41.4％( -19.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 18.0年から +177.8 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +20.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 18.0 年 → 2023年 50.0 年、+177.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.0 分 → 2023年 9.0 分、+350.0 ％と大きく増加)
大和田駅 20.4 万/㎡(昨年同期比 -25.2 ％)
大和田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -25.2％( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 37.0年から +0.5 ％増)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から +2.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.3 分 → 2023年 11.0 分、+73.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示