【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR総武線快速 (市川駅~千葉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +14.4%( +6.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 82 件(1年前(2021年)に比べて -17.2%( -17件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 24.7年から -0.0 %減)。平均専有面積は 65.9 ㎡ (昨年 67.4 ㎡から -2.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。津田沼駅、稲毛駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲毛駅で昨年に比べ +19.7 %、単価は 34.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(稲毛駅)は +19.7 %(単価 +5.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(船橋駅)は +7.1 %(単価 +3.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 16.0 分 → 2022年 14.3 分、-10.6 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.1 % → 2022年 6.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.8 % → 2022年 24.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.9 % → 2022年 31.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 15.2 % → 2022年 14.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +8.6%( +5.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -9.1%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲毛駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +19.7%( +5.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて -27.5%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR総武線快速 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
市川駅 | 68.3万/㎡ (25.1年/62.5㎡) | 62.9万/㎡ (25.4年/69.5㎡) | 51.5万/㎡ (25.0年/62.1㎡) |
船橋駅 | 49.4万/㎡ (27.3年/62.9㎡) | 46.1万/㎡ (24.2年/65.8㎡) | 34.6万/㎡ (28.9年/59.7㎡) |
津田沼駅 | 65.0万/㎡ (17.0年/68.8㎡) | 58.0万/㎡ (18.1年/68.4㎡) | 43.7万/㎡ (24.9年/71.5㎡) |
稲毛駅 | 34.4万/㎡ (29.7年/66.7㎡) | 28.7万/㎡ (28.6年/68.5㎡) | 27.4万/㎡ (29.1年/66.9㎡) |
千葉駅 | 42.0万/㎡ (17.8年/67.5㎡) | 38.3万/㎡ (20.9年/62.0㎡) | 38.0万/㎡ (20.3年/60.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
稲毛駅 34.4 万/㎡(昨年同期比 +19.7 %)
稲毛駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +19.7%( +5.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて -27.5%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 28.6年から +3.7 %増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 68.5 ㎡から -2.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.6 分 → 2022年 15.7 分、-27.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.0 % → 2022年 10.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 34.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.5 % → 2022年 31.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.0 % → 2022年 3.4 %)
船橋駅 49.4 万/㎡(昨年同期比 +7.1 %)
船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +7.1%( +3.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて -10.5%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 24.2年から +13.0 %増)。平均専有面積は 62.9 ㎡ (昨年 65.8 ㎡から -4.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 37.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 24.2 年 → 2022年 27.3 年、+13.0 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 15.5 分 → 2022年 17.2 分、+11.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示