【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR境線 (米子駅～境港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -30.0％( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 38 件(１年前(2020年)に比べて +2.7％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 24.2年から +46.2 ％増)。平均土地面積は 84.6 坪 (昨年 96.9 坪から -12.7 ％減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 53.5 坪から -12.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。境港駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは河崎口駅で昨年に比べ -60.0 ％、坪単価は 21.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(境港駅)は -0.5 ％(坪単価 -0.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(河崎口駅)は -60.0 ％(坪単価 -32.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 46.9 ％ → 2021年 19.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.4 ％ → 2021年 13.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 24.2 年 → 2021年 35.4 年、+46.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.8 ％ → 2021年 52.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.5 ％ → 2021年 7.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった米子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.3万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -28.1％( -17.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(１年前(2020年)に比べて +13.6％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった境港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -0.5％( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR境線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米子駅 | 44.3万/坪 (33.1年/86.6坪) | 61.6万/坪 (22.0年/98.1坪) | 40.6万/坪 (27.7年/103坪) |
| 博労町駅 | 38.6万/坪 (27.2年/59.5坪) | - | - |
| 富士見町駅 | - | - | - |
| 後藤駅 | - | 25.5万/坪 (30.5年/70.3坪) | 15.0万/坪 (52.5年/34.8坪) |
| 三本松口駅 | - | 51.2万/坪 (19.7年/110坪) | 9.6万/坪 (53.5年/66.6坪) |
| 河崎口駅 | 21.3万/坪 (49.0年/89.2坪) | 53.3万/坪 (14.8年/82.2坪) | 3.2万/坪 (48.5年/296坪) |
| 弓ケ浜駅 | - | 15.6万/坪 (42.5年/51.4坪) | - |
| 和田浜駅 | 19.8万/坪 (50.5年/209坪) | - | - |
| 大篠津町駅 | - | - | - |
| 米子空港駅 | - | - | - |
| 中浜駅 | 16.5万/坪 (42.5年/75.6坪) | - | 38.6万/坪 (12.5年/78.7坪) |
| 高松町駅 | - | 31.0万/坪 (49.5年/144坪) | - |
| 余子駅 | 8.5万/坪 (36.5年/136坪) | - | 11.0万/坪 (40.5年/49.9坪) |
| 上道駅 | - | - | 22.5万/坪 (28.5年/84.7坪) |
| 馬場崎町駅 | - | 48.9万/坪 (9.5年/63.5坪) | 33.1万/坪 (16.5年/60.5坪) |
| 境港駅 | 18.9万/坪 (37.0年/30.8坪) | 19.0万/坪 (46.5年/90.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
境港駅 18.9 万/坪(昨年同期比 -0.5 ％)
境港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -0.5％( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.0年(昨年 46.5年から -20.4 ％減)。平均土地面積は 30.8 坪 (昨年 90.8 坪から -66.1 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 37.8 坪から -40.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 46.5 年 → 2021年 37.0 年、-20.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.0 分 → 2021年 6.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
河崎口駅 21.3 万/坪(昨年同期比 -60.0 ％)
河崎口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.3万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -60.0％( -32.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 14.8年から +230.3 ％増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 82.2 坪から +8.6 ％増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 45.4 坪から -8.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 14.8 年 → 2021年 49.0 年、+230.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 20.8 分、+159.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示