【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR水郡線 (水戸駅~常陸太田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -32.2%( -18.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 42 件(1年前(2023年)に比べて -88.1%( -312件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 19.9年から +42.3 %増)。平均土地面積は 113.8 坪 (昨年 114.1 坪から -0.2 %減)。平均建物面積は 62.9 坪 (昨年 47.3 坪から +33.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。瓜連駅、常陸大宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは常陸大宮駅で昨年に比べ +78.4 %、坪単価は 64.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(常陸大宮駅、瓜連駅)は +49.7 %(坪単価 +19.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(常陸太田駅、常陸大子駅)は -65.3 %(坪単価 -22.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.7 % → 2024年 2.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.9 年 → 2024年 28.3 年、+42.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.9 % → 2024年 34.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.7 % → 2024年 34.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった常陸大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.5万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +78.4%( +28.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -92.0%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった後台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -29.6%( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR水郡線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
水戸駅 | 48.2万/坪 (24.1年/98.8坪) | 67.8万/坪 (18.1年/94.3坪) | 61.2万/坪 (18.4年/93.7坪) |
常陸青柳駅 | - | - | - |
常陸津田駅 | 40.8万/坪 (49.0年/45.4坪) | 54.1万/坪 (11.3年/112坪) | 23.9万/坪 (22.8年/180坪) |
後台駅 | 2.2万/坪 (53.0年/99.8坪) | 3.1万/坪 (47.5年/182坪) | 51.9万/坪 (26.2年/186坪) |
下菅谷駅 | 26.1万/坪 (47.0年/63.5坪) | 72.7万/坪 (18.9年/65.0坪) | 58.5万/坪 (11.1年/63.8坪) |
中菅谷駅 | - | 42.8万/坪 (19.4年/90.1坪) | 62.5万/坪 (4.1年/59.9坪) |
上菅谷駅 | - | 65.6万/坪 (12.0年/102坪) | 60.8万/坪 (22.6年/81.1坪) |
常陸鴻巣駅 | - | 17.7万/坪 (51.8年/307坪) | 42.9万/坪 (14.5年/80.5坪) |
瓜連駅 | 59.5万/坪 (0年/93.8坪) | 49.1万/坪 (27.8年/127坪) | 27.0万/坪 (19.4年/95.2坪) |
静駅 | - | 11.8万/坪 (36.2年/193坪) | 26.1万/坪 (28.6年/119坪) |
常陸大宮駅 | 64.5万/坪 (8.5年/324坪) | 36.1万/坪 (21.6年/136坪) | 46.7万/坪 (20.8年/79.5坪) |
玉川村駅 | - | 11.8万/坪 (42.6年/284坪) | 21.2万/坪 (28.8年/214坪) |
野上原駅 | - | - | 3.1万/坪 (54.5年/206坪) |
山方宿駅 | - | 18.3万/坪 (0年/454坪) | 6.6万/坪 (39.3年/57.5坪) |
中舟生駅 | - | - | 6.6万/坪 (52.3年/157坪) |
下小川駅 | - | 16.8万/坪 (0年/169坪) | - |
西金駅 | - | 7.4万/坪 (52.5年/148坪) | - |
上小川駅 | - | 3.5万/坪 (48.8年/141坪) | 13.2万/坪 (33.0年/106坪) |
袋田駅 | - | - | 8.4万/坪 (52.8年/408坪) |
常陸大子駅 | 7.8万/坪 (32.5年/141坪) | 22.0万/坪 (30.8年/175坪) | 9.8万/坪 (38.9年/178坪) |
下野宮駅 | - | 38.1万/坪 (23.0年/145坪) | - |
南酒出駅 | - | - | - |
額田駅 | - | 9.8万/坪 (47.5年/363坪) | 10.5万/坪 (44.5年/230坪) |
河合駅 | - | 11.5万/坪 (37.7年/262坪) | 60.6万/坪 (0.8年/52.9坪) |
谷河原駅 | 16.5万/坪 (29.0年/71.1坪) | 27.0万/坪 (32.3年/124坪) | 80.1万/坪 (0.25年/87.7坪) |
常陸太田駅 | 16.0万/坪 (37.5年/127坪) | 47.2万/坪 (17.7年/155坪) | 33.8万/坪 (28.8年/108坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
常陸大宮駅 64.5 万/坪(昨年同期比 +78.4 %)
常陸大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.5万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +78.4%( +28.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -92.0%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.5年(昨年 21.6年から -60.7 %減)。平均土地面積は 323.7 坪 (昨年 136.1 坪から +137.8 %増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 52.3 坪から -47.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.6 年 → 2024年 8.5 年、-60.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 % → 2024年 50.0 %)
瓜連駅 59.5 万/坪(昨年同期比 +21.1 %)
瓜連駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +21.1%( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 127.1 坪から -26.2 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.0 坪から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.4 分 → 2024年 10.0 分、-25.4 %と大きく減少)
常陸太田駅 16.0 万/坪(昨年同期比 -66.2 %)
常陸太田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -66.2%( -31.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -78.1%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 17.7年から +111.5 %増)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 155.5 坪から -18.3 %減)。平均建物面積は 105.6 坪 (昨年 40.8 坪から +158.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.7 年 → 2024年 37.5 年、+111.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 31.8 分 → 2024年 61.0 分、+91.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.0 % → 2024年 33.3 %)
常陸大子駅 7.8 万/坪(昨年同期比 -64.5 %)
常陸大子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -64.5%( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 30.8年から +5.7 %増)。平均土地面積は 141.4 坪 (昨年 174.7 坪から -19.0 %減)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 43.9 坪から -8.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 31.2 分 → 2024年 23.0 分、-26.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示