【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の西鉄貝塚線 (貝塚駅~西鉄新宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +28.5%( +24.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2022年)に比べて -28.6%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 19.5年から -1.8 %減)。平均土地面積は 61.6 坪 (昨年 85.3 坪から -27.7 %減)。平均建物面積は 55.8 坪 (昨年 55.5 坪から +0.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。貝塚駅、香椎宮前駅、西鉄香椎駅、香椎花園前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは香椎宮前駅で昨年に比べ +81.2 %、坪単価は 120 万円/坪となった。
上位 2 駅(香椎宮前駅、貝塚駅)は +68.1 %(坪単価 +44.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(唐の原駅、和白駅)は -20.1 %(坪単価 -21.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 11.4 分 → 2023年 10.0 分、-12.9 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 41.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.8 % → 2023年 12.0 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.1 % → 2023年 25.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 % → 2023年 8.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西鉄香椎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 160万円/坪(48.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +26.4%( +33.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった唐の原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.6万円/坪(23.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -30.2%( -33.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
西鉄貝塚線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
貝塚駅 | 102万/坪 (22.7年/67.1坪) | 65.7万/坪 (23.7年/65.5坪) | 126万/坪 (26.4年/222坪) |
名島駅 | 144万/坪 (14.8年/49.2坪) | 125万/坪 (10.0年/52.9坪) | 108万/坪 (7.4年/60.1坪) |
西鉄千早駅 | - | - | - |
香椎宮前駅 | 120万/坪 (11.5年/65.8坪) | 66.1万/坪 (37.0年/71.1坪) | - |
西鉄香椎駅 | 160万/坪 (37.0年/75.6坪) | 126万/坪 (5.0年/36.3坪) | - |
香椎花園前駅 | 137万/坪 (0.5年/46.9坪) | 101万/坪 (22.5年/46.9坪) | 110万/坪 (9.8年/61.7坪) |
唐の原駅 | 77.6万/坪 (17.0年/34.8坪) | 111万/坪 (1.0年/42.4坪) | - |
和白駅 | 79.3万/坪 (18.0年/67.3坪) | 88.1万/坪 (15.8年/107坪) | 80.8万/坪 (12.3年/70.5坪) |
三苫駅 | 77.9万/坪 (24.9年/68.5坪) | 74.2万/坪 (22.1年/98.1坪) | 95.7万/坪 (13.8年/53.8坪) |
西鉄新宮駅 | 106万/坪 (28.0年/95.3坪) | 91.5万/坪 (30.0年/66.6坪) | 69.9万/坪 (20.8年/72.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
香椎宮前駅 119.8 万/坪(昨年同期比 +81.2 %)
香椎宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +81.2%( +53.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.5年(昨年 37.0年から -68.9 %減)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 71.1 坪から -7.4 %減)。平均建物面積は 71.8 坪 (昨年 33.3 坪から +115.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 37.0 年 → 2023年 11.5 年、-68.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 50.0 %)
貝塚駅 101.9 万/坪(昨年同期比 +55.1 %)
貝塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +55.1%( +36.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.7年(昨年 23.7年から -4.2 %減)。平均土地面積は 67.1 坪 (昨年 65.5 坪から +2.3 %増)。平均建物面積は 107.9 坪 (昨年 74.6 坪から +44.6 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 14.7 分、+46.7 %と大きく増加)
唐の原駅 77.6 万/坪(昨年同期比 -30.2 %)
唐の原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.6万円/坪(23.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -30.2%( -33.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.0年(昨年 1.0年から +1601.1 %増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 42.4 坪から -17.9 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 33.3 坪から +4.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 1.0 年 → 2023年 17.0 年、+1601.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.0 分 → 2023年 10.0 分、+100.0 %と大きく増加)
和白駅 79.3 万/坪(昨年同期比 -10.0 %)
和白駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -10.0%( -8.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 15.8年から +14.3 %増)。平均土地面積は 67.3 坪 (昨年 106.6 坪から -36.9 %減)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 35.4 坪から +190.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.9 分 → 2023年 7.5 分、-36.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 15.8 年 → 2023年 18.0 年、+14.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示