【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のグリーンライン (中山駅～日吉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +7.6％( +11.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 51 件(１年前(2023年)に比べて -61.7％( -82件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 19.2年から -13.2 ％減)。平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 49.3 坪から -21.8 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 42.5 坪から -27.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。高田駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北山田駅で昨年に比べ +167.7 ％、坪単価は 207 万円/坪となった。
上位 2 駅(北山田駅、高田駅)は +87.0 ％(坪単価 +69.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川和町駅、日吉駅)は -10.6 ％(坪単価 -14.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 19.2 年 → 2024年 16.6 年、-13.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.6 ％ → 2024年 28.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.9 ％ → 2024年 24.0 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.8 ％ → 2024年 2.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 ％ → 2024年 2.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +167.7％( +129.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川和町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.1％( -23.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
| グリーンライン | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中山駅 | 134万/坪 (17.8年/43.1坪) | 132万/坪 (24.0年/52.0坪) | 120万/坪 (16.8年/55.8坪) |
| 川和町駅 | 113万/坪 (13.0年/32.5坪) | 137万/坪 (14.0年/34.5坪) | 152万/坪 (11.2年/57.2坪) |
| 都筑ふれあいの丘駅 | 181万/坪 (12.0年/58.2坪) | 182万/坪 (17.4年/79.9坪) | 186万/坪 (22.1年/49.4坪) |
| センター南駅 | - | 166万/坪 (13.9年/114坪) | 193万/坪 (7.9年/31.8坪) |
| センター北駅 | - | 224万/坪 (30.5年/76.4坪) | - |
| 北山田駅 | 207万/坪 (14.7年/39.3坪) | 77.2万/坪 (20.3年/32.3坪) | 180万/坪 (24.0年/65.3坪) |
| 東山田駅 | - | 147万/坪 (13.5年/34.4坪) | 101万/坪 (27.3年/32.1坪) |
| 高田駅 | 168万/坪 (16.9年/36.2坪) | 158万/坪 (18.1年/34.8坪) | 178万/坪 (12.5年/31.6坪) |
| 日吉本町駅 | 192万/坪 (10.8年/33.9坪) | 193万/坪 (3.4年/39.0坪) | 163万/坪 (19.2年/33.8坪) |
| 日吉駅 | 153万/坪 (24.3年/36.3坪) | 159万/坪 (21.2年/41.0坪) | 181万/坪 (11.8年/39.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北山田駅 206.6 万/坪(昨年同期比 +167.7 ％)
北山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +167.7％( +129.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.7年(昨年 20.3年から -27.9 ％減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 32.3 坪から +21.9 ％増)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 26.7 坪から +17.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.3 年 → 2024年 14.7 年、-27.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.3 分 → 2024年 14.7 分、-39.7 ％と大きく減少)
高田駅 167.7 万/坪(昨年同期比 +6.2 ％)
高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(50.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +6.2％( +9.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -38.9％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 18.1年から -6.4 ％減)。平均土地面積は 36.2 坪 (昨年 34.8 坪から +4.0 ％増)。平均建物面積は 28.3 坪 (昨年 30.4 坪から -6.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.8 ％ → 2024年 36.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.8 ％ → 2024年 18.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.7 分 → 2024年 15.0 分、+28.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 ％ → 2024年 18.2 ％)
川和町駅 113.3 万/坪(昨年同期比 -17.1 ％)
川和町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.1％( -23.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.0年(昨年 14.0年から -7.1 ％減)。平均土地面積は 32.5 坪 (昨年 34.5 坪から -5.7 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 29.1 坪から +11.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.3 分 → 2024年 17.5 分、+31.9 ％と大きく増加)
日吉駅 152.5 万/坪(昨年同期比 -4.1 ％)
日吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 153万円/坪(46.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.1％( -6.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 21.2年から +14.3 ％増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 41.0 坪から -11.4 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 34.9 坪から -0.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.3 分 → 2024年 14.1 分、-18.1 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.1 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 21.2 年 → 2024年 24.3 年、+14.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.7 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示