【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の北陸鉄道石川線 (野町駅～鶴来駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.4万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -0.8％( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 15 件(１年前(2023年)に比べて -87.9％( -109件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 17.5年から +7.0 ％増)。平均土地面積は 50.0 坪 (昨年 55.3 坪から -9.6 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 36.1 坪から +0.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。野町駅、押野駅、乙丸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは押野駅で昨年に比べ +37.6 ％、坪単価は 102 万円/坪となった。
上位 2 駅(押野駅、野町駅)は +30.9 ％(坪単価 +20.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(道法寺駅、額住宅前駅)は -36.6 ％(坪単価 -30.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 ％ → 2024年 6.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.3 ％ → 2024年 40.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった押野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +37.6％( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった道法寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -52.3％( -43.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北陸鉄道石川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野町駅 | 69.0万/坪 (15.3年/43.4坪) | 55.5万/坪 (15.5年/72.2坪) | 60.4万/坪 (23.8年/76.4坪) |
| 西泉駅 | - | 97.0万/坪 (1.8年/41.3坪) | - |
| 新西金沢駅 | - | - | 20.9万/坪 (57.5年/24.2坪) |
| 押野駅 | 102万/坪 (13.5年/47.6坪) | 74.1万/坪 (12.5年/55.3坪) | 42.7万/坪 (32.3年/99.1坪) |
| 野々市駅 | 69.7万/坪 (22.0年/50.3坪) | 72.5万/坪 (19.8年/48.4坪) | 69.9万/坪 (22.3年/52.6坪) |
| 野々市工大前駅 | - | 80.0万/坪 (8.1年/48.8坪) | 71.4万/坪 (14.4年/86.4坪) |
| 馬替駅 | - | 72.6万/坪 (32.5年/61.6坪) | 61.0万/坪 (29.6年/47.7坪) |
| 額住宅前駅 | 62.8万/坪 (30.0年/48.4坪) | 79.4万/坪 (10.5年/42.4坪) | 164万/坪 (23.5年/64.5坪) |
| 乙丸駅 | 52.9万/坪 (24.0年/87.7坪) | 43.4万/坪 (25.0年/53.7坪) | 76.3万/坪 (4.5年/47.7坪) |
| 四十万駅 | - | 107万/坪 (8.7年/51.0坪) | 73.0万/坪 (4.9年/50.7坪) |
| 陽羽里駅 | 88.2万/坪 (1.0年/37.8坪) | - | - |
| 曽谷駅 | 66.1万/坪 (18.0年/39.3坪) | 63.2万/坪 (32.0年/51.4坪) | 42.2万/坪 (26.4年/239坪) |
| 道法寺駅 | 39.7万/坪 (25.0年/60.5坪) | 83.2万/坪 (13.0年/74.5坪) | 61.6万/坪 (23.4年/86.2坪) |
| 井口駅 | - | 72.1万/坪 (6.3年/72.6坪) | 39.9万/坪 (32.5年/59.0坪) |
| 小柳駅 | - | 29.8万/坪 (35.7年/87.4坪) | 60.3万/坪 (12.8年/52.9坪) |
| 日御子駅 | - | 47.8万/坪 (39.5年/30.3坪) | 41.4万/坪 (33.0年/57.5坪) |
| 鶴来駅 | - | 20.0万/坪 (39.7年/97.8坪) | 10.4万/坪 (33.1年/124坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
押野駅 102.0 万/坪(昨年同期比 +37.6 ％)
押野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +37.6％( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 12.5年から +8.3 ％増)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 55.3 坪から -13.8 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 36.1 坪から -10.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.9 分 → 2024年 14.5 分、+22.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
野町駅 69.0 万/坪(昨年同期比 +24.2 ％)
野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.0万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +24.2％( +13.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 15.5年から -1.1 ％減)。平均土地面積は 43.4 坪 (昨年 72.2 坪から -40.0 ％減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 51.8 坪から -37.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.3 分 → 2024年 13.3 分、-27.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
道法寺駅 39.7 万/坪(昨年同期比 -52.3 ％)
道法寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -52.3％( -43.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 13.0年から +92.3 ％増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 74.5 坪から -18.8 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 35.2 坪から +7.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.0 年 → 2024年 25.0 年、+92.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.6 分 → 2024年 30.0 分、+138.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
額住宅前駅 62.8 万/坪(昨年同期比 -20.9 ％)
額住宅前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -20.9％( -16.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 10.5年から +184.8 ％増)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 42.4 坪から +14.3 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 35.2 坪から -14.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.5 年 → 2024年 30.0 年、+184.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.6 分 → 2024年 19.0 分、+63.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示