【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の北陸鉄道石川線 (野町駅～鶴来駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.0万円/坪(22.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +3.9％( +2.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 45 件(１年前(2023年)に比べて -54.5％( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 19.2年から -7.6 ％減)。平均土地面積は 67.1 坪 (昨年 57.2 坪から +17.3 ％増)。平均建物面積は 47.0 坪 (昨年 36.3 坪から +29.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。野町駅、押野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは押野駅で昨年に比べ +42.3 ％、坪単価は 102 万円/坪となった。
上位 2 駅(押野駅、野町駅)は +40.1 ％(坪単価 +25.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(額住宅前駅、馬替駅)は -27.2 ％(坪単価 -20.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.9 ％ → 2024年 42.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.6 ％ → 2024年 22.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.3 分 → 2024年 18.2 分、+27.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.3 ％ → 2024年 20.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.4 ％ → 2024年 2.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった押野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +42.3％( +30.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった額住宅前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -45.2％( -33.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北陸鉄道石川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野町駅 | 76.6万/坪 (17.2年/50.3坪) | 55.5万/坪 (15.5年/72.2坪) | 60.4万/坪 (23.8年/76.4坪) |
| 西泉駅 | - | 97.0万/坪 (1.8年/41.3坪) | - |
| 新西金沢駅 | - | - | 20.9万/坪 (57.5年/24.2坪) |
| 押野駅 | 102万/坪 (13.5年/47.6坪) | 71.6万/坪 (16.2年/60.3坪) | 40.4万/坪 (32.3年/112坪) |
| 野々市駅 | 75.8万/坪 (16.3年/97.4坪) | 70.8万/坪 (20.8年/50.0坪) | 69.3万/坪 (24.7年/53.6坪) |
| 野々市工大前駅 | 86.4万/坪 (6.1年/40.3坪) | 81.8万/坪 (7.9年/56.3坪) | 69.5万/坪 (16.7年/95.3坪) |
| 馬替駅 | 63.8万/坪 (25.3年/49.9坪) | 70.2万/坪 (31.3年/60.8坪) | 63.7万/坪 (27.5年/48.8坪) |
| 額住宅前駅 | 41.0万/坪 (43.7年/34.8坪) | 74.8万/坪 (13.9年/43.4坪) | 164万/坪 (23.5年/64.5坪) |
| 乙丸駅 | 52.9万/坪 (24.0年/87.7坪) | 44.5万/坪 (26.0年/62.4坪) | 79.8万/坪 (3.6年/48.0坪) |
| 四十万駅 | - | 106万/坪 (9.8年/51.9坪) | 73.4万/坪 (7.0年/53.9坪) |
| 陽羽里駅 | 54.4万/坪 (29.5年/48.4坪) | - | - |
| 曽谷駅 | 66.1万/坪 (18.0年/39.3坪) | 63.2万/坪 (32.0年/51.4坪) | 42.2万/坪 (26.4年/239坪) |
| 道法寺駅 | 77.7万/坪 (13.6年/56.7坪) | 83.2万/坪 (13.0年/74.5坪) | 61.6万/坪 (23.4年/86.2坪) |
| 井口駅 | - | 72.1万/坪 (6.3年/72.6坪) | 39.9万/坪 (32.5年/59.0坪) |
| 小柳駅 | - | 29.3万/坪 (38.0年/90.8坪) | 60.3万/坪 (12.8年/52.9坪) |
| 日御子駅 | - | 47.8万/坪 (39.5年/30.3坪) | 41.4万/坪 (33.0年/57.5坪) |
| 鶴来駅 | - | 15.2万/坪 (41.2年/80.9坪) | 10.4万/坪 (33.1年/124坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
押野駅 102.0 万/坪(昨年同期比 +42.3 ％)
押野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +42.3％( +30.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 16.2年から -16.7 ％減)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 60.3 坪から -21.0 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 37.8 坪から -14.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 16.2 年 → 2024年 13.5 年、-16.7 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.0 分 → 2024年 14.5 分、+31.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
野町駅 76.6 万/坪(昨年同期比 +37.9 ％)
野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.6万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +37.9％( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.2年(昨年 15.5年から +10.6 ％増)。平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 72.2 坪から -30.3 ％減)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 51.8 坪から -33.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 15.5 年 → 2024年 17.2 年、+10.6 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 42.9 ％)
額住宅前駅 41.0 万/坪(昨年同期比 -45.2 ％)
額住宅前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -45.2％( -33.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.7年(昨年 13.9年から +214.4 ％増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 43.4 坪から -19.8 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 35.8 坪から -36.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.9 年 → 2024年 43.7 年、+214.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
馬替駅 63.8 万/坪(昨年同期比 -9.2 ％)
馬替駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -9.2％( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 31.3年から -19.3 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 60.8 坪から -18.0 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 30.1 坪から +30.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 31.3 年 → 2024年 25.3 年、-19.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 12.6 分 → 2024年 15.0 分、+19.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示