【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の北陸鉄道石川線 (野町駅～鶴来駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.2万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +0.2％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2023年)に比べて +22.2％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 19.6年から -8.1 ％減)。平均土地面積は 62.9 坪 (昨年 57.0 坪から +10.3 ％増)。平均建物面積は 42.6 坪 (昨年 33.8 坪から +26.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。野々市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは乙丸駅で昨年に比べ +282.7 ％、坪単価は 87.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(乙丸駅、野々市駅)は +153.8 ％(坪単価 +39.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(額住宅前駅、野町駅)は -50.2 ％(坪単価 -40.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.9 ％ → 2024年 12.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 ％ → 2024年 48.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.8 分 → 2024年 18.4 分、+43.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 25.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.5 ％ → 2024年 6.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった乙丸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +282.7％( +64.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった額住宅前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -67.7％( -40.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 北陸鉄道石川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野町駅 | 82.3万/坪 (18.5年/55.6坪) | 122万/坪 (0.25年/42.4坪) | - |
| 西泉駅 | - | 94.2万/坪 (0.25年/33.3坪) | - |
| 新西金沢駅 | - | - | - |
| 押野駅 | - | 73.6万/坪 (16.9年/53.4坪) | 40.4万/坪 (32.3年/200坪) |
| 野々市駅 | 72.1万/坪 (17.1年/76.1坪) | 57.8万/坪 (25.8年/50.2坪) | 73.5万/坪 (23.4年/49.2坪) |
| 野々市工大前駅 | 86.4万/坪 (6.1年/40.3坪) | 76.0万/坪 (1.3年/33.3坪) | 20.6万/坪 (35.3年/130坪) |
| 馬替駅 | 63.8万/坪 (25.3年/49.9坪) | 82.9万/坪 (29.5年/63.5坪) | 38.1万/坪 (34.3年/56.0坪) |
| 額住宅前駅 | 19.2万/坪 (57.3年/21.2坪) | 59.3万/坪 (35.3年/60.5坪) | - |
| 乙丸駅 | 87.2万/坪 (16.3年/49.9坪) | 22.8万/坪 (28.3年/34.8坪) | 93.8万/坪 (0.6年/52.9坪) |
| 四十万駅 | - | 111万/坪 (0.25年/49.9坪) | 76.8万/坪 (2.9年/47.1坪) |
| 陽羽里駅 | 37.6万/坪 (43.8年/53.7坪) | - | - |
| 曽谷駅 | 94.5万/坪 (2.3年/52.9坪) | - | 31.6万/坪 (31.3年/51.4坪) |
| 道法寺駅 | 64.8万/坪 (2.3年/120坪) | 78.8万/坪 (0.25年/200坪) | 12.9万/坪 (47.3年/169坪) |
| 井口駅 | - | 72.1万/坪 (6.3年/72.6坪) | 33.1万/坪 (36.3年/57.5坪) |
| 小柳駅 | - | - | 81.4万/坪 (1.8年/47.6坪) |
| 日御子駅 | - | - | - |
| 鶴来駅 | - | - | 5.8万/坪 (46.3年/72.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
乙丸駅 87.2 万/坪(昨年同期比 +282.7 ％)
乙丸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +282.7％( +64.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.3年(昨年 28.3年から -42.5 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 34.8 坪から +43.5 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 27.2 坪から +22.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.3 年 → 2024年 16.3 年、-42.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 9.0 分、+80.0 ％と大きく増加)
野々市駅 72.1 万/坪(昨年同期比 +24.8 ％)
野々市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.1万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +24.8％( +14.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて +30.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 25.8年から -33.6 ％減)。平均土地面積は 76.1 坪 (昨年 50.2 坪から +51.5 ％増)。平均建物面積は 50.5 坪 (昨年 37.8 坪から +33.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.8 年 → 2024年 17.1 年、-33.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.7 分 → 2024年 18.9 分、+13.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
額住宅前駅 19.2 万/坪(昨年同期比 -67.7 ％)
額住宅前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -67.7％( -40.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 57.3年(昨年 35.3年から +62.4 ％増)。平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 60.5 坪から -65.0 ％減)。平均建物面積は 15.1 坪 (昨年 43.9 坪から -65.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 35.3 年 → 2024年 57.3 年、+62.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.0 分 → 2024年 10.0 分、+11.1 ％と増加)
野町駅 82.3 万/坪(昨年同期比 -32.7 ％)
野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.3万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -32.7％( -40.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 0.3年から +7245.7 ％増)。平均土地面積は 55.6 坪 (昨年 42.4 坪から +31.2 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 30.3 坪から +20.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.3 年 → 2024年 18.5 年、+7245.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 23.3 分、+366.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示