【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の熊本電鉄菊池線 (上熊本駅～御代志駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.4万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +11.5％( +7.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 84 件(１年前(2023年)に比べて -57.1％( -112件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 25.9年から -8.0 ％減)。平均土地面積は 101.7 坪 (昨年 96.2 坪から +5.8 ％増)。平均建物面積は 44.3 坪 (昨年 54.9 坪から -19.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。上熊本駅、北熊本駅、亀井駅、熊本高専前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上熊本駅で昨年に比べ +85.4 ％、坪単価は 106 万円/坪となった。
上位 2 駅(上熊本駅、亀井駅)は +62.1 ％(坪単価 +33.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(韓々坂駅、八景水谷駅)は -61.5 ％(坪単価 -56.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.5 ％ → 2024年 4.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.6 ％ → 2024年 8.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +85.4％( +48.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -68.2％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった韓々坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -71.1％( -70.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 熊本電鉄菊池線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上熊本駅 | 106万/坪 (23.5年/101坪) | 57.3万/坪 (33.9年/83.8坪) | 55.0万/坪 (34.2年/102坪) |
| 韓々坂駅 | 28.7万/坪 (37.0年/66.6坪) | 99.2万/坪 (5.1年/57.5坪) | - |
| 池田駅 | - | 55.6万/坪 (21.0年/149坪) | 45.6万/坪 (35.2年/65.0坪) |
| 打越駅 | 80.7万/坪 (17.5年/119坪) | - | - |
| 坪井川公園駅 | - | - | 76.4万/坪 (20.0年/78.7坪) |
| 北熊本駅 | 57.5万/坪 (39.0年/69.6坪) | 46.9万/坪 (28.9年/58.6坪) | 21.1万/坪 (48.7年/75.9坪) |
| 亀井駅 | 62.1万/坪 (22.6年/89.2坪) | 44.7万/坪 (44.8年/109坪) | 53.7万/坪 (29.8年/97.5坪) |
| 八景水谷駅 | 39.3万/坪 (42.1年/152坪) | 81.6万/坪 (26.6年/85.6坪) | 38.3万/坪 (29.1年/46.5坪) |
| 堀川駅 | 59.6万/坪 (27.5年/134坪) | 64.8万/坪 (23.6年/116坪) | 126万/坪 (9.7年/108坪) |
| 新須屋駅 | 76.1万/坪 (43.2年/141坪) | 82.6万/坪 (13.3年/95.7坪) | 56.1万/坪 (34.1年/85.8坪) |
| 須屋駅 | 80.8万/坪 (12.2年/65.9坪) | 80.1万/坪 (16.0年/82.1坪) | 53.2万/坪 (31.8年/79.2坪) |
| 三ツ石駅 | 71.3万/坪 (15.0年/111坪) | 60.9万/坪 (21.3年/65.9坪) | 53.5万/坪 (28.0年/78.0坪) |
| 黒石駅 | 61.5万/坪 (24.4年/71.7坪) | 73.8万/坪 (14.1年/113坪) | 70.4万/坪 (24.6年/70.7坪) |
| 熊本高専前駅 | 73.5万/坪 (15.0年/54.5坪) | 56.3万/坪 (38.5年/65.8坪) | - |
| 再春医療センター前駅 | - | - | 68.3万/坪 (27.3年/108坪) |
| 御代志駅 | 48.1万/坪 (23.0年/101坪) | 52.2万/坪 (25.4年/109坪) | 61.4万/坪 (19.7年/122坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上熊本駅 106.2 万/坪(昨年同期比 +85.4 ％)
上熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +85.4％( +48.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -68.2％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 33.9年から -30.6 ％減)。平均土地面積は 101.1 坪 (昨年 83.8 坪から +20.7 ％増)。平均建物面積は 48.5 坪 (昨年 65.5 坪から -25.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.9 年 → 2024年 23.5 年、-30.6 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 ％ → 2024年 10.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.5 ％ → 2024年 20.0 ％)
亀井駅 62.1 万/坪(昨年同期比 +38.9 ％)
亀井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.1万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +38.9％( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 44.8年から -49.6 ％減)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 108.6 坪から -17.8 ％減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 89.2 坪から -57.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 44.8 年 → 2024年 22.6 年、-49.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 80.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.0 分 → 2024年 16.7 分、+38.9 ％と大きく増加)
韓々坂駅 28.7 万/坪(昨年同期比 -71.1 ％)
韓々坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -71.1％( -70.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.0年(昨年 5.1年から +628.0 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 57.5 坪から +15.8 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 33.3 坪から +36.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 5.1 年 → 2024年 37.0 年、+628.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
八景水谷駅 39.3 万/坪(昨年同期比 -51.8 ％)
八景水谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.3万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -51.8％( -42.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.1年(昨年 26.6年から +58.2 ％増)。平均土地面積は 152.3 坪 (昨年 85.6 坪から +77.9 ％増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 38.9 坪から +6.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.6 年 → 2024年 42.1 年、+58.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示