【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の熊本電鉄菊池線 (上熊本駅～御代志駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.1万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +42.0％( +22.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 55 件(１年前(2022年)に比べて +7.8％( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 29.4年から -42.5 ％減)。平均土地面積は 89.3 坪 (昨年 98.4 坪から -9.3 ％減)。平均建物面積は 44.5 坪 (昨年 72.9 坪から -39.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八景水谷駅、新須屋駅、須屋駅、三ツ石駅、黒石駅、御代志駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北熊本駅で昨年に比べ +161.1 ％、坪単価は 72.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(北熊本駅、須屋駅)は +129.3 ％(坪単価 +43.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上熊本駅、堀川駅)は +11.8 ％(坪単価 +8.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.4 年 → 2023年 16.9 年、-42.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.2 ％ → 2023年 48.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 39.1 ％ → 2023年 24.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 25.8 分 → 2023年 31.5 分、+21.8 ％と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八景水谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +76.8％( +65.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御代志駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.9万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +68.5％( +23.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて +128.6％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 熊本電鉄菊池線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上熊本駅 | 65.9万/坪 (26.9年/87.0坪) | 59.5万/坪 (28.9年/81.7坪) | 54.1万/坪 (24.5年/53.7坪) |
| 韓々坂駅 | 93.7万/坪 (6.5年/65.0坪) | - | 114万/坪 (0年/42.4坪) |
| 池田駅 | - | - | 36.8万/坪 (55.0年/75.6坪) |
| 打越駅 | - | - | 81.9万/坪 (0年/40.8坪) |
| 坪井川公園駅 | - | - | - |
| 北熊本駅 | 72.1万/坪 (1.0年/42.4坪) | 27.6万/坪 (43.5年/91.3坪) | 44.2万/坪 (32.0年/107坪) |
| 亀井駅 | - | 52.7万/坪 (30.9年/105坪) | - |
| 八景水谷駅 | 150万/坪 (44.0年/175坪) | 85.0万/坪 (0年/49.9坪) | - |
| 堀川駅 | 93.3万/坪 (2.4年/59.4坪) | 82.6万/坪 (19.3年/201坪) | 55.9万/坪 (58.0年/87.7坪) |
| 新須屋駅 | 82.6万/坪 (13.3年/105坪) | 49.5万/坪 (45.7年/121坪) | 65.9万/坪 (21.4年/62.3坪) |
| 須屋駅 | 85.1万/坪 (11.0年/65.0坪) | 43.1万/坪 (33.0年/133坪) | 71.9万/坪 (11.8年/109坪) |
| 三ツ石駅 | 88.6万/坪 (7.4年/75.9坪) | 53.5万/坪 (25.7年/83.7坪) | 74.8万/坪 (13.4年/143坪) |
| 黒石駅 | 86.0万/坪 (12.7年/158坪) | 70.2万/坪 (23.0年/61.6坪) | 33.1万/坪 (40.0年/69.6坪) |
| 熊本高専前駅 | - | - | 19.1万/坪 (46.0年/57.5坪) |
| 再春医療センター前駅 | - | 50.2万/坪 (26.5年/133坪) | 67.8万/坪 (55.0年/157坪) |
| 御代志駅 | 56.9万/坪 (19.2年/95.0坪) | 33.8万/坪 (30.7年/97.8坪) | 55.5万/坪 (21.5年/88.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北熊本駅 72.1 万/坪(昨年同期比 +161.1 ％)
北熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.1万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +161.1％( +44.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 43.5年から -97.7 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 91.3 坪から -53.6 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 33.8 坪から -1.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 43.5 年 → 2023年 1.0 年、-97.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.3 分 → 2023年 11.0 分、+32.0 ％と大きく増加)
須屋駅 85.1 万/坪(昨年同期比 +97.4 ％)
須屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.1万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +97.4％( +42.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 33.0年から -66.7 ％減)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 133.1 坪から -51.1 ％減)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 34.8 坪から -9.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 33.0 年 → 2023年 11.0 年、-66.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 13.0 分 → 2023年 19.0 分、+46.2 ％と大きく増加)
上熊本駅 65.9 万/坪(昨年同期比 +10.8 ％)
上熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.9万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +10.8％( +6.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて -18.8％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 28.9年から -7.2 ％減)。平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 81.7 坪から +6.5 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 133.4 坪から -75.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 23.5 分 → 2023年 20.0 分、-14.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.4 ％ → 2023年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.8 ％ → 2023年 41.7 ％)
堀川駅 93.3 万/坪(昨年同期比 +12.9 ％)
堀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.3万円/坪(28.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +12.9％( +10.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 2.4年(昨年 19.3年から -87.6 ％減)。平均土地面積は 59.4 坪 (昨年 201.2 坪から -70.5 ％減)。平均建物面積は 102.5 坪 (昨年 30.3 坪から +239.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 19.3 年 → 2023年 2.4 年、-87.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 80.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 11.3 分 → 2023年 13.0 分、+14.7 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示