【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の西武有楽町線 (練馬駅～小竹向原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 239万円/坪(72.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +11.6％( +24.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2022年)に比べて +31.2％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.4年(昨年 19.2年から -9.3 ％減)。平均土地面積は 55.7 坪 (昨年 26.5 坪から +110.6 ％増)。平均建物面積は 61.2 坪 (昨年 29.5 坪から +107.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。練馬駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新桜台駅で昨年に比べ +137.5 ％、坪単価は 257 万円/坪となった。
上位 1 駅(新桜台駅)は +137.5 ％(坪単価 +148.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小竹向原駅)は -6.2 ％(坪単価 -13.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.7 分 → 2023年 8.3 分、-29.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 ％ → 2023年 14.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 ％ → 2023年 10.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 18.8 ％ → 2023年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 ％ → 2023年 35.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった練馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 283万円/坪(85.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +25.5％( +57.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小竹向原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 202万円/坪(61.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -6.2％( -13.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 西武有楽町線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 練馬駅 | 283万/坪 (11.1年/80.5坪) | 226万/坪 (21.4年/29.3坪) | 351万/坪 (14.9年/34.0坪) |
| 新桜台駅 | 257万/坪 (36.1年/39.3坪) | 108万/坪 (45.8年/15.1坪) | 239万/坪 (19.8年/23.2坪) |
| 小竹向原駅 | 202万/坪 (16.8年/40.8坪) | 216万/坪 (12.9年/24.8坪) | 301万/坪 (0.5年/40.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新桜台駅 256.9 万/坪(昨年同期比 +137.5 ％)
新桜台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 257万円/坪(77.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +137.5％( +148.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.1年(昨年 45.8年から -21.1 ％減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 15.1 坪から +160.0 ％増)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 16.6 坪から +75.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 45.8 年 → 2023年 36.1 年、-21.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.0 分 → 2023年 4.3 分、-45.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
小竹向原駅 202.3 万/坪(昨年同期比 -6.2 ％)
小竹向原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 202万円/坪(61.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -6.2％( -13.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 12.9年から +29.9 ％増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 24.8 坪から +64.3 ％増)。平均建物面積は 60.0 坪 (昨年 31.3 坪から +91.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.0 分 → 2023年 8.1 分、-26.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 12.9 年 → 2023年 16.8 年、+29.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 ％ → 2023年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示