【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR武豊線 (大府駅～武豊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.5万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -3.5％( -3.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 55 件(１年前(2023年)に比べて +7.8％( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 7.2年(昨年 13.5年から -46.9 ％減)。平均土地面積は 50.6 坪 (昨年 54.5 坪から -7.2 ％減)。平均建物面積は 31.2 坪 (昨年 33.5 坪から -6.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。東浦駅、半田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東浦駅で昨年に比べ +43.6 ％、坪単価は 91.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(東浦駅、半田駅)は +38.1 ％(坪単価 +26.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(石浜駅、乙川駅)は -23.4 ％(坪単価 -23.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 13.5 年 → 2024年 7.2 年、-46.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 18.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 52.2 ％ → 2024年 69.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -0.2％( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて -7.7％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった亀崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -11.8％( -6.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| JR武豊線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大府駅 | 134万/坪 (3.5年/43.1坪) | 134万/坪 (7.8年/48.4坪) | 115万/坪 (12.1年/52.8坪) |
| 尾張森岡駅 | 105万/坪 (3.0年/56.4坪) | 103万/坪 (35.3年/62.0坪) | 85.0万/坪 (4.3年/33.3坪) |
| 緒川駅 | - | 97.4万/坪 (2.3年/43.3坪) | 68.9万/坪 (18.9年/95.6坪) |
| 石浜駅 | 85.6万/坪 (9.0年/38.9坪) | 112万/坪 (1.3年/46.6坪) | 215万/坪 (-0.25年/42.4坪) |
| 東浦駅 | 91.8万/坪 (5.4年/48.4坪) | 63.9万/坪 (18.6年/54.1坪) | 76.1万/坪 (19.1年/45.9坪) |
| 亀崎駅 | 50.2万/坪 (17.6年/54.3坪) | 56.9万/坪 (25.5年/67.7坪) | 39.7万/坪 (27.8年/96.8坪) |
| 乙川駅 | 70.2万/坪 (10.5年/57.2坪) | 91.3万/坪 (0.25年/52.9坪) | 58.3万/坪 (46.3年/55.0坪) |
| 半田駅 | 101万/坪 (7.9年/55.0坪) | 75.8万/坪 (11.5年/56.2坪) | 37.8万/坪 (38.3年/51.4坪) |
| 東成岩駅 | - | - | - |
| 武豊駅 | 61.0万/坪 (3.9年/54.5坪) | 76.0万/坪 (18.6年/63.5坪) | 36.9万/坪 (27.3年/52.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東浦駅 91.8 万/坪(昨年同期比 +43.6 ％)
東浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.8万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +43.6％( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.4年(昨年 18.6年から -71.1 ％減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 54.1 坪から -10.5 ％減)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 29.7 坪から +0.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 18.6 年 → 2024年 5.4 年、-71.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.8 分 → 2024年 13.8 分、+27.9 ％と大きく増加)
半田駅 100.5 万/坪(昨年同期比 +32.6 ％)
半田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +32.6％( +24.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.9年(昨年 11.5年から -30.8 ％減)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 56.2 坪から -2.2 ％減)。平均建物面積は 44.9 坪 (昨年 32.8 坪から +36.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 11.5 年 → 2024年 7.9 年、-30.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.3 分 → 2024年 10.0 分、-30.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
石浜駅 85.6 万/坪(昨年同期比 -23.6 ％)
石浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.6万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -23.6％( -26.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 1.3年から +619.5 ％増)。平均土地面積は 38.9 坪 (昨年 46.6 坪から -16.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 32.1 坪から -5.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.3 年 → 2024年 9.0 年、+619.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.0 分 → 2024年 18.5 分、+42.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 75.0 ％)
乙川駅 70.2 万/坪(昨年同期比 -23.2 ％)
乙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.2万円/坪(21.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -23.2％( -21.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.5年(昨年 0.3年から +4049.8 ％増)。平均土地面積は 57.2 坪 (昨年 52.9 坪から +8.0 ％増)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 31.8 坪から -2.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 18.0 分 → 2024年 16.0 分、-11.1 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.3 年 → 2024年 10.5 年、+4049.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示