【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR武豊線 (大府駅～武豊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.9万円/坪(24.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -1.2％( -1.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 40 件(１年前(2023年)に比べて -11.1％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 15.4年から -26.5 ％減)。平均土地面積は 53.4 坪 (昨年 60.1 坪から -11.2 ％減)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 38.6 坪から -8.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。乙川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武豊駅で昨年に比べ +561.5 ％、坪単価は 71.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(武豊駅、亀崎駅)は +335.0 ％(坪単価 +48.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(半田駅、東浦駅)は -32.9 ％(坪単価 -27.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 15.4 年 → 2024年 11.3 年、-26.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 7.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.9 ％ → 2024年 8.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 18.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 56.8 ％ → 2024年 56.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった尾張森岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +8.7％( +8.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった半田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -39.2％( -26.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR武豊線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大府駅 | 93.6万/坪 (13.1年/49.7坪) | 113万/坪 (9.8年/42.5坪) | 115万/坪 (11.8年/67.7坪) |
| 尾張森岡駅 | 109万/坪 (0年/40.8坪) | 100万/坪 (14.0年/110坪) | - |
| 緒川駅 | - | 36.4万/坪 (44.0年/40.8坪) | - |
| 石浜駅 | 85.8万/坪 (9.2年/54.1坪) | 102万/坪 (2.7年/47.6坪) | 96.7万/坪 (0年/33.3坪) |
| 東浦駅 | 80.0万/坪 (7.0年/56.0坪) | 109万/坪 (1.0年/39.3坪) | 78.7万/坪 (0年/62.0坪) |
| 亀崎駅 | 69.7万/坪 (12.9年/57.2坪) | 33.5万/坪 (32.0年/85.8坪) | 93.3万/坪 (9.0年/60.0坪) |
| 乙川駅 | 106万/坪 (4.5年/55.0坪) | 76.6万/坪 (24.0年/48.9坪) | 39.0万/坪 (31.8年/59.6坪) |
| 半田駅 | 41.3万/坪 (35.5年/34.0坪) | 68.0万/坪 (19.7年/49.7坪) | 85.1万/坪 (9.2年/43.3坪) |
| 東成岩駅 | - | - | 92.1万/坪 (0年/62.8坪) |
| 武豊駅 | 71.1万/坪 (1.0年/60.5坪) | 10.7万/坪 (43.0年/115坪) | 79.3万/坪 (20.0年/148坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武豊駅 71.1 万/坪(昨年同期比 +561.5 ％)
武豊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.1万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +561.5％( +60.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 43.0年から -97.7 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 115.0 坪から -47.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 60.5 坪から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 43.0 年 → 2024年 1.0 年、-97.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 20.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
亀崎駅 69.7 万/坪(昨年同期比 +108.5 ％)
亀崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.7万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +108.5％( +36.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +37.5％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.9年(昨年 32.0年から -59.7 ％減)。平均土地面積は 57.2 坪 (昨年 85.8 坪から -33.4 ％減)。平均建物面積は 38.7 坪 (昨年 56.9 坪から -32.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 32.0 年 → 2024年 12.9 年、-59.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.7 分 → 2024年 15.8 分、-36.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 ％ → 2024年 10.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 20.0 ％)
半田駅 41.3 万/坪(昨年同期比 -39.2 ％)
半田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -39.2％( -26.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.5年(昨年 19.7年から +80.5 ％増)。平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 49.7 坪から -31.5 ％減)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 33.0 坪から -24.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.7 年 → 2024年 35.5 年、+80.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
東浦駅 80.0 万/坪(昨年同期比 -26.6 ％)
東浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.0万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -26.6％( -29.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 1.0年から +600.6 ％増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 39.3 坪から +42.3 ％増)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 32.8 坪から -4.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 18.0 分 → 2024年 15.9 分、-11.9 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.0 年 → 2024年 7.0 年、+600.6 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示