この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の名古屋ガイドウェイバス (大曽根駅~小幡緑地駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.1%( -3.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 30 件(1年前(2021年)に比べて -38.8%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 14.9年から +53.9 %増)。平均土地面積は 61.9 坪 (昨年 43.8 坪から +41.1 %増)。平均建物面積は 72.5 坪 (昨年 45.8 坪から +58.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。砂田橋駅、白沢渓谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは砂田橋駅で昨年に比べ +21.9 %、坪単価は 128 万円/坪となった。
上位 1 駅(砂田橋駅)は +21.9 %(坪単価 +23.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小幡緑地駅)は -25.9 %(坪単価 -27.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 10.3 分 → 2022年 9.0 分、-12.5 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 % → 2022年 15.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.4 % → 2022年 30.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.9 年 → 2022年 23.0 年、+53.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 % → 2022年 24.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 37.5 % → 2022年 17.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった砂田橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +21.9%( +23.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小幡緑地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.9%( -27.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
名古屋ガイドウェイバス | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大曽根駅 | 100万/坪 (26.7年/77.5坪) | 111万/坪 (13.2年/40.4坪) | 99.1万/坪 (21.2年/36.8坪) |
ナゴヤドーム前矢田駅 | 93.4万/坪 (25.1年/55.5坪) | 108万/坪 (24.4年/37.6坪) | 112万/坪 (13.3年/41.5坪) |
砂田橋駅 | 128万/坪 (14.6年/35.3坪) | 105万/坪 (15.6年/37.5坪) | 156万/坪 (0.5年/33.0坪) |
守山駅 | - | - | - |
金屋駅 | - | - | - |
川宮駅 | - | 101万/坪 (2.0年/35.3坪) | - |
川村駅 | - | - | - |
白沢渓谷駅 | 95.2万/坪 (14.3年/62.0坪) | 79.3万/坪 (24.2年/62.9坪) | - |
小幡緑地駅 | 79.3万/坪 (20.6年/59.0坪) | 107万/坪 (0.8年/80.2坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
砂田橋駅 128.1 万/坪(昨年同期比 +21.9 %)
砂田橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +21.9%( +23.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.6年(昨年 15.6年から -6.2 %減)。平均土地面積は 35.3 坪 (昨年 37.5 坪から -5.8 %減)。平均建物面積は 39.0 坪 (昨年 38.8 坪から +0.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 11.4 分 → 2022年 10.0 分、-12.6 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 40.0 %)
小幡緑地駅 79.3 万/坪(昨年同期比 -25.9 %)
小幡緑地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.9%( -27.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 0.8年から +2639.8 %増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 80.2 坪から -26.4 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 33.3 坪から +0.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.8 年 → 2022年 20.6 年、+2639.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.0 分 → 2022年 30.0 分、+100.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示