【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の伊予鉄横河原線 (松山市駅~横河原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -35.8%( -28.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(1年前(2023年)に比べて -19.5%( -8件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 23.0年から +42.3 %増)。平均土地面積は 88.4 坪 (昨年 64.8 坪から +36.3 %増)。平均建物面積は 47.1 坪 (昨年 38.8 坪から +21.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。見奈良駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは横河原駅で昨年に比べ -68.2 %、坪単価は 16.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(鷹ノ子駅、見奈良駅)は +105.8 %(坪単価 +52.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(横河原駅、福音寺駅)は -64.2 %(坪単価 -51.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.0 年 → 2024年 32.7 年、+42.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 18.5 分 → 2024年 21.2 分、+14.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.6 % → 2024年 43.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.8 % → 2024年 40.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鷹ノ子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(46.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +213.9%( +105.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった横河原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -68.2%( -36.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
伊予鉄横河原線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松山市駅 | - | 82.6万/坪 (1.0年/31.8坪) | 82.8万/坪 (3.5年/52.9坪) |
石手川公園駅 | 49.6万/坪 (60.0年/33.3坪) | 81.0万/坪 (1.0年/34.0坪) | 87.3万/坪 (20.0年/86.2坪) |
いよ立花駅 | 41.5万/坪 (36.0年/48.8坪) | 81.9万/坪 (33.1年/65.2坪) | 86.9万/坪 (21.8年/51.1坪) |
福音寺駅 | 44.4万/坪 (37.6年/207坪) | 112万/坪 (11.8年/47.6坪) | 55.0万/坪 (27.0年/154坪) |
北久米駅 | 76.4万/坪 (18.2年/45.6坪) | 87.0万/坪 (1.0年/39.3坪) | 58.6万/坪 (29.4年/56.8坪) |
久米駅 | 28.1万/坪 (49.0年/36.3坪) | 41.9万/坪 (43.0年/42.4坪) | 61.7万/坪 (26.7年/72.6坪) |
鷹ノ子駅 | 49.4万/坪 (38.8年/109坪) | 72.4万/坪 (30.0年/51.4坪) | |
平井駅 | 62.8万/坪 (26.0年/42.4坪) | - | 45.8万/坪 (33.0年/68.8坪) |
梅本駅 | 70.4万/坪 (13.0年/44.4坪) | 100万/坪 (11.8年/52.9坪) | 79.4万/坪 (10.6年/75.8坪) |
牛渕団地前駅 | 40.2万/坪 (27.0年/48.4坪) | - | 58.8万/坪 (26.0年/48.4坪) |
牛渕駅 | 19.6万/坪 (27.5年/165坪) | - | - |
田窪駅 | - | 89.5万/坪 (1.0年/43.9坪) | 75.8万/坪 (16.2年/46.3坪) |
見奈良駅 | 21.1万/坪 (50.0年/186坪) | 21.6万/坪 (40.0年/75.6坪) | 70.8万/坪 (33.5年/86.2坪) |
愛大医学部南口駅 | - | - | 98.4万/坪 (0.5年/43.9坪) |
横河原駅 | 16.9万/坪 (43.5年/46.9坪) | 53.2万/坪 (17.0年/74.5坪) | 70.3万/坪 (4.7年/44.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鷹ノ子駅 155.2 万/坪(昨年同期比 +213.9 %)
鷹ノ子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(46.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +213.9%( +105.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 38.8年から -7.1 %減)。平均建物面積は 148.2 坪 (昨年 39.7 坪から +273.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 38.8 分 → 2024年 7.0 分、-81.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
見奈良駅 21.1 万/坪(昨年同期比 -2.2 %)
見奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.1万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -2.2%( -0.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 40.0年から +25.0 %増)。平均土地面積は 186.0 坪 (昨年 75.6 坪から +146.0 %増)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 39.3 坪から +36.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.0 分 → 2024年 5.0 分、-50.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 40.0 年 → 2024年 50.0 年、+25.0 %と大きく増加)
横河原駅 16.9 万/坪(昨年同期比 -68.2 %)
横河原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -68.2%( -36.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.5年(昨年 17.0年から +155.9 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 74.5 坪から -37.1 %減)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 29.7 坪から -5.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.0 年 → 2024年 43.5 年、+155.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.8 分 → 2024年 30.0 分、+69.0 %と大きく増加)
福音寺駅 44.4 万/坪(昨年同期比 -60.3 %)
福音寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.4万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -60.3%( -67.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.6年(昨年 11.8年から +220.0 %増)。平均土地面積は 206.9 坪 (昨年 47.6 坪から +334.3 %増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 25.7 坪から +82.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.8 年 → 2024年 37.6 年、+220.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 17.6 分、+76.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 40.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示