【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の伊予鉄横河原線 (松山市駅～横河原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -5.8％( -3.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 57 件(１年前(2020年)に比べて +29.5％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 15.4年から +41.0 ％増)。平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 54.6 坪から +11.8 ％増)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 32.9 坪から +45.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。福音寺駅、田窪駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは田窪駅で昨年に比べ +37.5 ％、坪単価は 57.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(田窪駅、福音寺駅)は +31.2 ％(坪単価 +15.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(横河原駅、鷹ノ子駅)は -51.9 ％(坪単価 -39.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 ％ → 2021年 10.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.6 ％ → 2021年 14.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.4 年 → 2021年 21.7 年、+41.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.8 ％ → 2021年 48.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 51.2 ％ → 2021年 34.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福音寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +25.0％( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった横河原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.8万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -55.4％( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 伊予鉄横河原線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松山市駅 | 61.3万/坪 (37.0年/57.9坪) | - | - |
| 石手川公園駅 | - | - | 58.8万/坪 (8.0年/79.7坪) |
| いよ立花駅 | 65.4万/坪 (19.7年/66.6坪) | 54.9万/坪 (25.7年/50.8坪) | 52.0万/坪 (30.2年/46.1坪) |
| 福音寺駅 | 75.0万/坪 (22.7年/40.2坪) | 60.0万/坪 (18.4年/64.7坪) | 41.6万/坪 (28.5年/50.3坪) |
| 北久米駅 | 72.5万/坪 (19.6年/51.1坪) | 77.1万/坪 (12.2年/43.9坪) | 59.0万/坪 (21.3年/46.0坪) |
| 久米駅 | 44.4万/坪 (33.4年/55.1坪) | 70.8万/坪 (2.7年/38.5坪) | 39.7万/坪 (6.5年/38.6坪) |
| 鷹ノ子駅 | 55.4万/坪 (14.5年/134坪) | 107万/坪 (15.5年/80.2坪) | 57.8万/坪 (12.0年/36.3坪) |
| 平井駅 | - | 21.3万/坪 (31.0年/49.9坪) | 78.3万/坪 (16.0年/46.1坪) |
| 梅本駅 | 65.2万/坪 (21.2年/54.8坪) | 84.5万/坪 (1.0年/33.3坪) | 52.8万/坪 (32.5年/54.5坪) |
| 牛渕団地前駅 | - | - | 99.2万/坪 (0年/34.8坪) |
| 牛渕駅 | - | - | |
| 田窪駅 | 57.3万/坪 (11.0年/42.9坪) | 41.7万/坪 (27.0年/87.7坪) | 54.0万/坪 (16.0年/157坪) |
| 見奈良駅 | 6.0万/坪 (0年/78.7坪) | - | 36.4万/坪 (44.0年/57.5坪) |
| 愛大医学部南口駅 | - | 121万/坪 (-0.50年/77.1坪) | - |
| 横河原駅 | 21.8万/坪 (30.5年/74.6坪) | 48.8万/坪 (7.7年/58.5坪) | 18.5万/坪 (35.0年/148坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田窪駅 57.3 万/坪(昨年同期比 +37.5 ％)
田窪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +37.5％( +15.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 11.0年(昨年 27.0年から -59.3 ％減)。平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 87.7 坪から -51.1 ％減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 41.8 坪から -30.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 27.0 年 → 2021年 11.0 年、-59.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.0 分 → 2021年 6.7 分、-16.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 33.3 ％)
福音寺駅 75.0 万/坪(昨年同期比 +25.0 ％)
福音寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +25.0％( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 18.4年から +23.4 ％増)。平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 64.7 坪から -37.9 ％減)。平均建物面積は 25.1 坪 (昨年 36.3 坪から -31.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.4 年 → 2021年 22.7 年、+23.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 28.6 ％)
横河原駅 21.8 万/坪(昨年同期比 -55.4 ％)
横河原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.8万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -55.4％( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.5年(昨年 7.7年から +297.8 ％増)。平均土地面積は 74.6 坪 (昨年 58.5 坪から +27.6 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.8 坪から -13.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.7 年 → 2021年 30.5 年、+297.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 30.0 分 → 2021年 40.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 100.0 ％)
鷹ノ子駅 55.4 万/坪(昨年同期比 -48.4 ％)
鷹ノ子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.4万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -48.4％( -51.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.5年(昨年 15.5年から -6.5 ％減)。平均土地面積は 133.9 坪 (昨年 80.2 坪から +67.0 ％増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 42.4 坪から -8.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 38.0 分、+533.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示