【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR高徳線 (阿波大宮駅～徳島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.3万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +12.5％( +6.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 38 件(１年前(2021年)に比べて -17.4％( -8件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 23.2年から -16.4 ％減)。平均土地面積は 79.4 坪 (昨年 72.1 坪から +10.1 ％増)。平均建物面積は 60.8 坪 (昨年 50.2 坪から +21.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。吉成駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは佐古駅で昨年に比べ +302.3 ％、坪単価は 80.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(佐古駅、板野駅)は +229.0 ％(坪単価 +38.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(阿波川端駅、徳島駅)は -34.3 ％(坪単価 -16.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 23.2 年 → 2022年 19.4 年、-16.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 38.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.0 ％ → 2022年 19.4 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.8 ％ → 2022年 2.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉成駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.9万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +19.0％( +14.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった阿波川端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -58.4％( -25.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高徳線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 阿波大宮駅 | - | - | - |
| 板野駅 | 27.4万/坪 (42.9年/98.8坪) | 10.7万/坪 (48.1年/120坪) | 14.7万/坪 (44.3年/218坪) |
| 阿波川端駅 | 18.2万/坪 (49.3年/69.6坪) | 43.7万/坪 (18.5年/62.0坪) | 22.0万/坪 (32.3年/81.7坪) |
| 板東駅 | 67.3万/坪 (6.3年/101坪) | - | 10.3万/坪 (46.3年/75.6坪) |
| 池谷駅 | 50.4万/坪 (13.3年/142坪) | - | 2.9万/坪 (0年/90.8坪) |
| 勝瑞駅 | 60.0万/坪 (26.1年/113坪) | 56.5万/坪 (14.5年/66.6坪) | 50.3万/坪 (26.6年/60.5坪) |
| 吉成駅 | 88.9万/坪 (0.25年/55.0坪) | 74.7万/坪 (7.5年/50.3坪) | 20.7万/坪 (34.8年/222坪) |
| 佐古駅 | 80.5万/坪 (12.5年/53.3坪) | 20.0万/坪 (33.8年/29.5坪) | 33.3万/坪 (32.0年/125坪) |
| 徳島駅 | 58.3万/坪 (16.8年/59.2坪) | 64.8万/坪 (25.2年/74.3坪) | 51.7万/坪 (28.3年/116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
佐古駅 80.5 万/坪(昨年同期比 +302.3 ％)
佐古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.5万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +302.3％( +60.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 33.8年から -63.0 ％減)。平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 29.5 坪から +80.8 ％増)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 40.8 坪から -19.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 33.8 年 → 2022年 12.5 年、-63.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
板野駅 27.4 万/坪(昨年同期比 +155.7 ％)
板野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.4万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +155.7％( +16.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.9年(昨年 48.1年から -10.7 ％減)。平均土地面積は 98.8 坪 (昨年 120.4 坪から -17.9 ％減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 29.6 坪から +48.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 48.1 年 → 2022年 42.9 年、-10.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 80.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 48.4 分 → 2022年 60.0 分、+24.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
阿波川端駅 18.2 万/坪(昨年同期比 -58.4 ％)
阿波川端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -58.4％( -25.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.3年(昨年 18.5年から +166.2 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 62.0 坪から +12.2 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.7 坪から +5.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.5 年 → 2022年 49.3 年、+166.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 25.5 分 → 2022年 30.0 分、+17.6 ％と増加)
徳島駅 58.3 万/坪(昨年同期比 -10.2 ％)
徳島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.3万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -10.2％( -6.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて -22.2％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 25.2年から -33.5 ％減)。平均土地面積は 59.2 坪 (昨年 74.3 坪から -20.3 ％減)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 74.7 坪から -44.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 25.2 年 → 2022年 16.8 年、-33.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 35.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.2 ％ → 2022年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 26.1 分 → 2022年 31.7 分、+21.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示