【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期のJR牟岐線 (徳島駅～阿波海南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.7万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -15.7％( -7.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 47 件(１年前(2019年)に比べて -2.1％( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 24.4年から +28.1 ％増)。平均土地面積は 67.3 坪 (昨年 64.1 坪から +5.0 ％増)。平均建物面積は 48.6 坪 (昨年 57.0 坪から -14.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。文化の森駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿波富田駅で昨年に比べ +265.7 ％、坪単価は 63.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(阿波富田駅、文化の森駅)は +137.3 ％(坪単価 +24.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(地蔵橋駅、阿波赤石駅)は -88.5 ％(坪単価 -89.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.2 ％ → 2020年 8.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.3 ％ → 2020年 17.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 24.4 年 → 2020年 31.2 年、+28.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 18.6 ％ → 2020年 37.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 32.6 ％ → 2020年 37.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった阿波富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +265.7％( +45.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった地蔵橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -90.2％( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR牟岐線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 徳島駅 | 44.9万/坪 (33.2年/53.0坪) | 62.7万/坪 (20.1年/44.1坪) | 46.6万/坪 (35.3年/51.2坪) |
| 阿波富田駅 | 63.1万/坪 (14.0年/46.0坪) | 17.2万/坪 (34.5年/60.9坪) | 52.1万/坪 (28.3年/42.1坪) |
| 二軒屋駅 | 41.3万/坪 (34.5年/42.0坪) | 71.8万/坪 (13.8年/45.4坪) | 63.9万/坪 (17.1年/56.5坪) |
| 文化の森駅 | 37.8万/坪 (33.2年/52.9坪) | 34.7万/坪 (30.8年/50.3坪) | 30.2万/坪 (29.8年/58.2坪) |
| 地蔵橋駅 | 5.2万/坪 (23.8年/69.6坪) | 52.9万/坪 (22.8年/77.1坪) | 28.6万/坪 (26.1年/129坪) |
| 中田駅 | - | 23.0万/坪 (36.3年/89.2坪) | 23.6万/坪 (38.8年/46.9坪) |
| 南小松島駅 | 21.2万/坪 (30.9年/120坪) | 35.3万/坪 (16.8年/95.3坪) | 21.6万/坪 (23.8年/140坪) |
| 阿波赤石駅 | 19.8万/坪 (0年/160坪) | ||
| 立江駅 | - | - | - |
| 羽ノ浦駅 | 21.6万/坪 (47.8年/66.6坪) | 107万/坪 (0.8年/60.5坪) | 6.0万/坪 (38.8年/45.4坪) |
| 西原駅 | 60.6万/坪 (12.8年/242坪) | - | - |
| 阿波中島駅 | - | - | - |
| 阿南駅 | 19.9万/坪 (37.8年/54.1坪) | 26.0万/坪 (39.3年/66.6坪) | 47.4万/坪 (26.9年/123坪) |
| 見能林駅 | - | 85.4万/坪 (-0.25年/63.5坪) | |
| 阿波橘駅 | - | 5.8万/坪 (0年/148坪) | - |
| 桑野駅 | 14.2万/坪 (31.8年/63.5坪) | 15.9万/坪 (40.3年/99.8坪) | - |
| 新野駅 | - | 1.2万/坪 (0年/59.0坪) | 4.0万/坪 (0年/39.3坪) |
| 阿波福井駅 | - | - | - |
| 由岐駅 | - | - | - |
| 田井ノ浜駅 | - | - | - |
| 木岐駅 | - | - | - |
| 北河内駅 | - | - | - |
| 日和佐駅 | - | 9.4万/坪 (0年/72.6坪) | 11.0万/坪 (42.8年/88.5坪) |
| 辺川駅 | - | - | - |
| 牟岐駅 | - | - | 10.8万/坪 (41.8年/59.0坪) |
| 浅川駅 | - | - | - |
| 阿波海南駅 | 11.2万/坪 (43.8年/42.4坪) | 19.1万/坪 (24.3年/79.7坪) | 9.7万/坪 (26.8年/135坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
阿波富田駅 63.1 万/坪(昨年同期比 +265.7 ％)
阿波富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +265.7％( +45.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 34.5年から -59.6 ％減)。平均土地面積は 46.0 坪 (昨年 60.9 坪から -24.5 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 93.0 坪から -67.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 34.5 年 → 2020年 14.0 年、-59.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 19.2 分 → 2020年 23.0 分、+19.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 40.0 ％)
文化の森駅 37.8 万/坪(昨年同期比 +9.0 ％)
文化の森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +9.0％( +3.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 30.8年から +7.8 ％増)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 50.3 坪から +5.3 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 34.3 坪から -16.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 29.2 分 → 2020年 21.6 分、-26.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 40.0 ％)
地蔵橋駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -90.2 ％)
地蔵橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -90.2％( -47.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 22.8年から +4.4 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 77.1 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 34.3 坪から +41.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 20.7 分 → 2020年 25.0 分、+21.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 100.0 ％)
阿波赤石駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -86.9 ％)
阿波赤石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -86.9％( -131.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 139.2 坪から -83.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 23.0 分 → 2020年 16.0 分、-30.4 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示