物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2024年第2四半期
2024年4月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2024年4月〜6月期のJR芸備線 (東城駅広島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.1万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +16.5%( +13.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 119 件(1年前(2023年)に比べて -9.2%( -12件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 32.8年(昨年 27.4年から +20.0 %増)。平均土地面積は 63.6 坪 (昨年 54.8 坪から +16.2 %増)。平均建物面積は 58.8 坪 (昨年 48.9 坪から +20.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。備後庄原駅中深川駅矢賀駅広島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中深川駅で昨年に比べ +80.2 %、坪単価は 86.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(中深川駅備後庄原駅)は +80.1 %(坪単価 +23.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(戸坂駅安芸矢口駅)は -48.5 %(坪単価 -45.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2023年 38.3 分 → 2024年 34.4 分、-10.1 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2023年 27.4 年 → 2024年 32.8 年、+20.0 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.7 % → 2024年 35.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.6 % → 2024年 18.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった矢賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +57.0%( +52.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった甲立駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +16.9%( +1.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR芸備線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR芸備線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東城駅-5.6万/坪
(47.8年/94.5坪)
-
備後八幡駅---
小奴可駅---
道後山駅---
比婆山駅---
備後西城駅4.5万/坪
(0年/99.8坪)
--
高駅---
備後庄原駅19.8万/坪
(31.3年/60.5坪)
11.0万/坪
(56.3年/133坪)
12.4万/坪
(26.3年/185坪)
備後三日市駅85.0万/坪
(0.25年/60.5坪)
--
七塚駅---
山ノ内駅11.0万/坪
(36.3年/142坪)
--
下和知駅---
塩町駅12.4万/坪
(46.3年/87.7坪)
-13.6万/坪
(54.3年/148坪)
神杉駅--56.1万/坪
(36.3年/212坪)
八次駅-71.2万/坪
(0年/30.3坪)
17.7万/坪
(31.3年/133坪)
三次駅34.2万/坪
(31.8年/56.7坪)
36.6万/坪
(20.6年/124坪)
46.1万/坪
(16.3年/76.9坪)
西三次駅--85.0万/坪
(0.25年/57.5坪)
志和地駅--7.8万/坪
(55.3年/221坪)
上川立駅---
甲立駅9.4万/坪
(17.3年/145坪)
8.1万/坪
(40.3年/60.5坪)
37.5万/坪
(35.3年/63.5坪)
吉田口駅51.9万/坪
(17.6年/72.6坪)
66.1万/坪
(1.3年/63.5坪)
62.8万/坪
(0.25年/60.5坪)
向原駅---
井原市駅7.9万/坪
(50.3年/69.6坪)
--
志和口駅17.4万/坪
(31.3年/37.8坪)
-23.6万/坪
(27.3年/69.6坪)
上三田駅--16.5万/坪
(28.3年/49.9坪)
中三田駅16.5万/坪
(25.3年/66.6坪)
--
白木山駅---
狩留家駅---
上深川駅32.4万/坪
(32.3年/39.3坪)
--
中深川駅86.4万/坪
(13.6年/75.6坪)
47.9万/坪
(31.3年/84.2坪)
87.2万/坪
(1.3年/46.9坪)
下深川駅64.5万/坪
(10.3年/52.2坪)
78.7万/坪
(17.0年/65.8坪)
54.3万/坪
(33.5年/46.5坪)
玖村駅-73.6万/坪
(16.7年/39.5坪)
39.7万/坪
(33.3年/239坪)
安芸矢口駅45.4万/坪
(44.3年/70.0坪)
77.6万/坪
(22.9年/55.1坪)
51.5万/坪
(33.1年/52.9坪)
戸坂駅46.4万/坪
(36.8年/39.3坪)
105万/坪
(7.3年/58.2坪)
67.1万/坪
(29.8年/43.1坪)
矢賀駅145万/坪
(0.25年/21.2坪)
92.3万/坪
(14.6年/52.4坪)
85.4万/坪
(30.8年/51.8坪)
広島駅115万/坪
(33.7年/61.6坪)
90.6万/坪
(29.6年/46.8坪)
88.5万/坪
(26.9年/56.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

中深川駅86.4 万/坪(昨年同期比 +80.2 %)

中深川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.4万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +80.2%( +38.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.6年(昨年 31.3年から -56.5 %減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 84.2 坪から -10.2 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 81.1 坪から -60.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 31.3 年 → 2024年 13.6 年、-56.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.2 分 → 2024年 11.7 分、-32.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 33.3 %)

備後庄原駅19.8 万/坪(昨年同期比 +80.0 %)

備後庄原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +80.0%( +8.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.3年(昨年 56.3年から -44.4 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 133.1 坪から -54.5 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 22.7 坪から +33.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 56.3 年 → 2024年 31.3 年、-44.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 49.5 分、+395.0 %と大きく増加)

戸坂駅46.4 万/坪(昨年同期比 -55.6 %)

戸坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.4万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -55.6%( -58.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 36.8年(昨年 7.3年から +406.9 %増)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 58.2 坪から -32.5 %減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 32.5 坪から -18.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2023年 7.3 年 → 2024年 36.8 年、+406.9 %と大きく増加)

安芸矢口駅45.4 万/坪(昨年同期比 -41.5 %)

安芸矢口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.4万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -41.5%( -32.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 44.3年(昨年 22.9年から +93.7 %増)。平均土地面積は 70.0 坪 (昨年 55.1 坪から +27.2 %増)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 35.8 坪から +32.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 40.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2023年 22.9 年 → 2024年 44.3 年、+93.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 60.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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