【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR釜石線 (花巻駅～釜石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +4.2％( +1.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2023年)に比べて -28.9％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 31.1年から -10.7 ％減)。平均土地面積は 186.7 坪 (昨年 104.9 坪から +78.0 ％増)。平均建物面積は 71.1 坪 (昨年 53.9 坪から +32.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。花巻駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは花巻駅で昨年に比べ +26.2 ％、坪単価は 44.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(花巻駅)は +26.2 ％(坪単価 +9.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(土沢駅)は -92.2 ％(坪単価 -55.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 31.1 年 → 2024年 27.7 年、-10.7 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.1 ％ → 2024年 17.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.4 ％ → 2024年 34.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.9 分 → 2024年 28.1 分、+56.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.2 ％ → 2024年 30.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.3 ％ → 2024年 3.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった花巻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.5万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +26.2％( +9.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -5.0％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった釜石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -74.0％( -11.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR釜石線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 花巻駅 | 44.5万/坪 (19.3年/179坪) | 35.3万/坪 (31.6年/125坪) | 48.6万/坪 (18.3年/99.6坪) |
| 似内駅 | - | - | - |
| 新花巻駅 | - | - | - |
| 小山田駅 | - | - | - |
| 土沢駅 | 4.7万/坪 (49.3年/346坪) | - | |
| 晴山駅 | - | - | - |
| 岩根橋駅 | - | 2.6万/坪 (47.3年/145坪) | - |
| 宮守駅 | - | - | - |
| 柏木平駅 | - | - | - |
| 鱒沢駅 | - | - | - |
| 岩手二日町駅 | - | - | - |
| 綾織駅 | - | - | - |
| 遠野駅 | 20.8万/坪 (52.8年/72.6坪) | 31.7万/坪 (18.7年/83.8坪) | 26.0万/坪 (28.0年/85.6坪) |
| 青笹駅 | - | - | - |
| 岩手上郷駅 | 14.9万/坪 (43.3年/299坪) | - | - |
| 平倉駅 | - | - | 1.5万/坪 (63.3年/236坪) |
| 上有住駅 | - | - | - |
| 陸中大橋駅 | - | - | - |
| 洞泉駅 | - | - | - |
| 松倉駅 | - | 47.0万/坪 (35.3年/65.0坪) | 11.7万/坪 (43.8年/77.6坪) |
| 小佐野駅 | - | 32.5万/坪 (41.0年/94.2坪) | - |
| 釜石駅 | 3.9万/坪 (63.3年/74.1坪) | 15.0万/坪 (0年/51.4坪) | 4.4万/坪 (45.3年/21.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
花巻駅 44.5 万/坪(昨年同期比 +26.2 ％)
花巻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.5万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +26.2％( +9.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -5.0％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 31.6年から -39.0 ％減)。平均土地面積は 179.4 坪 (昨年 124.7 坪から +43.9 ％増)。平均建物面積は 69.0 坪 (昨年 61.9 坪から +11.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.6 年 → 2024年 19.3 年、-39.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.5 ％ → 2024年 23.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 36.8 ％ → 2024年 11.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 22.1 分 → 2024年 33.1 分、+49.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.8 ％ → 2024年 41.2 ％)
土沢駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -92.2 ％)
土沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -92.2％( -55.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.3年(昨年 14.3年から +245.6 ％増)。平均建物面積は 134.1 坪 (昨年 36.3 坪から +269.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.0 分 → 2024年 11.3 分、-48.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.3 年 → 2024年 49.3 年、+245.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示