【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR釜石線 (花巻駅~釜石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.4万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +37.0%( +11.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2021年)に比べて +3.7%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 24.6年から +19.9 %増)。平均土地面積は 106.8 坪 (昨年 110.2 坪から -3.1 %減)。平均建物面積は 51.6 坪 (昨年 62.8 坪から -17.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。遠野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは遠野駅で昨年に比べ +72.1 %、坪単価は 14.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(遠野駅)は +72.1 %(坪単価 +5.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小佐野駅)は -1.0 %(坪単価 -0.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 29.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 24.6 年 → 2022年 29.5 年、+19.9 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 26.8 分 → 2022年 30.8 分、+15.1 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.2 % → 2022年 40.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 22.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった花巻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +10.2%( +4.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて +26.7%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった遠野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.1万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +72.1%( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
JR釜石線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
花巻駅 | 52.6万/坪 (24.8年/104坪) | 47.7万/坪 (16.1年/81.6坪) | 42.7万/坪 (20.5年/167坪) |
似内駅 | - | - | - |
新花巻駅 | - | - | - |
小山田駅 | - | - | - |
土沢駅 | - | - | 18.9万/坪 (23.0年/33.3坪) |
晴山駅 | - | - | - |
岩根橋駅 | - | - | - |
宮守駅 | - | - | - |
柏木平駅 | - | - | - |
鱒沢駅 | - | - | 30.9万/坪 (24.0年/393坪) |
岩手二日町駅 | - | - | - |
綾織駅 | - | - | - |
遠野駅 | 14.1万/坪 (45.8年/153坪) | 8.2万/坪 (39.5年/183坪) | 15.9万/坪 (37.5年/77.1坪) |
青笹駅 | - | - | - |
岩手上郷駅 | - | - | - |
平倉駅 | - | - | - |
上有住駅 | - | 6.3万/坪 (37.0年/236坪) | - |
陸中大橋駅 | - | - | - |
洞泉駅 | - | - | - |
松倉駅 | 42.2万/坪 (25.5年/62.0坪) | - | 7.8万/坪 (45.0年/118坪) |
小佐野駅 | 24.9万/坪 (39.0年/106坪) | 25.1万/坪 (59.0年/52.9坪) | 36.3万/坪 (39.3年/132坪) |
釜石駅 | - | 9.3万/坪 (31.7年/96.0坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
遠野駅 14.1 万/坪(昨年同期比 +72.1 %)
遠野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.1万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +72.1%( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.8年(昨年 39.5年から +15.8 %増)。平均土地面積は 153.3 坪 (昨年 183.0 坪から -16.3 %減)。平均建物面積は 96.4 坪 (昨年 155.0 坪から -37.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 39.5 年 → 2022年 45.8 年、+15.8 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.0 分 → 2022年 58.5 分、+485.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 75.0 %)
小佐野駅 24.9 万/坪(昨年同期比 -1.0 %)
小佐野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.0%( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 59.0年から -33.9 %減)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 52.9 坪から +100.0 %増)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 22.7 坪から +260.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 59.0 年 → 2022年 39.0 年、-33.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.0 分 → 2022年 20.7 分、+106.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示