【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期のJR釜石線 (花巻駅～釜石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.0万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +19.3％( +5.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2019年)に比べて -25.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 28.6年から -0.5 ％減)。平均土地面積は 79.0 坪 (昨年 107.9 坪から -26.8 ％減)。平均建物面積は 83.4 坪 (昨年 52.3 坪から +59.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。遠野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは遠野駅で昨年に比べ +40.0 ％、坪単価は 14.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(遠野駅)は +40.0 ％(坪単価 +4.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(松倉駅)は -18.1 ％(坪単価 -2.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.6 ％ → 2020年 9.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.5 ％ → 2020年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 23.4 分 → 2020年 32.4 分、+38.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 31.6 ％ → 2020年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった花巻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.3万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +7.1％( +2.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2019年)に比べて -25.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.4万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -18.1％( -2.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR釜石線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 花巻駅 | 39.3万/坪 (26.0年/70.3坪) | 36.7万/坪 (20.4年/112坪) | 31.5万/坪 (27.3年/112坪) |
| 似内駅 | - | - | - |
| 新花巻駅 | - | - | - |
| 小山田駅 | - | - | 17.8万/坪 (22.3年/94.5坪) |
| 土沢駅 | - | 13.6万/坪 (35.8年/52.9坪) | - |
| 晴山駅 | - | - | 8.6万/坪 (50.3年/266坪) |
| 岩根橋駅 | - | - | - |
| 宮守駅 | - | - | - |
| 柏木平駅 | - | - | - |
| 鱒沢駅 | - | - | - |
| 岩手二日町駅 | - | - | - |
| 綾織駅 | - | - | - |
| 遠野駅 | 14.6万/坪 (29.3年/124坪) | 10.4万/坪 (50.3年/45.4坪) | 21.2万/坪 (36.3年/51.4坪) |
| 青笹駅 | - | - | - |
| 岩手上郷駅 | - | 8.2万/坪 (70.3年/133坪) | - |
| 平倉駅 | - | - | - |
| 上有住駅 | - | - | - |
| 陸中大橋駅 | - | - | - |
| 洞泉駅 | - | - | 86.0万/坪 (0.25年/49.9坪) |
| 松倉駅 | 11.4万/坪 (44.3年/87.7坪) | 13.9万/坪 (48.3年/69.6坪) | - |
| 小佐野駅 | 21.2万/坪 (42.3年/63.5坪) | 18.1万/坪 (27.3年/290坪) | 28.9万/坪 (39.8年/58.0坪) |
| 釜石駅 | - | 7.1万/坪 (30.3年/63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
遠野駅 14.6 万/坪(昨年同期比 +40.0 ％)
遠野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.6万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +40.0％( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 50.3年から -41.8 ％減)。平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 45.4 坪から +173.3 ％増)。平均建物面積は 45.9 坪 (昨年 28.7 坪から +59.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 50.3 年 → 2020年 29.3 年、-41.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.0 分 → 2020年 48.0 分、+242.9 ％と大きく増加)
松倉駅 11.4 万/坪(昨年同期比 -18.1 ％)
松倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.4万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -18.1％( -2.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.3年(昨年 48.3年から -8.3 ％減)。平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 69.6 坪から +26.1 ％増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 28.7 坪から +52.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 12.0 分 → 2020年 30.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示