【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期の三陸鉄道リアス線 (盛駅～久慈駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.2万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +82.0％( +13.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2019年)に比べて +80.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 36.4年から -29.9 ％減)。平均土地面積は 95.4 坪 (昨年 78.0 坪から +22.3 ％増)。平均建物面積は 43.7 坪 (昨年 35.0 坪から +24.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。岩手船越駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは久慈駅で昨年に比べ +290.9 ％、坪単価は 23.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(久慈駅)は +290.9 ％(坪単価 +17.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(宮古駅)は -34.1 ％(坪単価 -8.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 36.4 年 → 2020年 25.6 年、-29.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 21.6 分 → 2020年 18.7 分、-13.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 35.7 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 7.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった久慈駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +290.9％( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -34.1％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 三陸鉄道リアス線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛駅 | 37.6万/坪 (21.8年/86.2坪) | - | 79.1万/坪 (12.8年/150坪) |
| 陸前赤崎駅 | - | - | 25.4万/坪 (28.8年/78.7坪) |
| 綾里駅 | - | - | - |
| 三陸駅 | - | - | - |
| 吉浜駅 | - | - | 3.5万/坪 (39.8年/52.9坪) |
| 唐丹駅 | - | - | - |
| 平田駅 | - | - | 7.7万/坪 (14.8年/154坪) |
| 釜石駅 | 97.4万/坪 (-0.25年/45.4坪) | - | 35.1万/坪 (37.0年/56.7坪) |
| 両石駅 | - | - | - |
| 鵜住居駅 | - | - | - |
| 大槌駅 | 13.3万/坪 (45.3年/65.0坪) | - | 8.7万/坪 (21.8年/139坪) |
| 吉里吉里駅 | - | - | - |
| 岩手船越駅 | 22.7万/坪 (25.8年/194坪) | 17.6万/坪 (25.8年/103坪) | - |
| 織笠駅 | - | - | - |
| 陸中山田駅 | - | - | 2.7万/坪 (0年/49.9坪) |
| 豊間根駅 | - | - | - |
| 払川駅 | - | - | - |
| 津軽石駅 | - | - | - |
| 八木沢・宮古短大駅 | 70.8万/坪 (41.8年/87.7坪) | - | - |
| 磯鶏駅 | - | - | - |
| 宮古駅 | 16.4万/坪 (5.8年/116坪) | 24.8万/坪 (47.3年/85.2坪) | 22.1万/坪 (39.4年/225坪) |
| 山口団地駅 | - | - | - |
| 一の渡駅 | - | 3.0万/坪 (0年/69.6坪) | - |
| 佐羽根駅 | - | - | - |
| 田老駅 | - | - | - |
| 摂待駅 | - | - | - |
| 岩泉小本駅 | - | - | - |
| 島越駅 | - | - | - |
| 田野畑駅 | - | - | - |
| 普代駅 | - | - | - |
| 白井海岸駅 | - | - | - |
| 堀内駅 | - | - | - |
| 野田玉川駅 | - | - | - |
| 陸中野田駅 | - | - | - |
| 陸中宇部駅 | - | 13.8万/坪 (31.8年/81.7坪) | - |
| 久慈駅 | 23.5万/坪 (25.1年/92.5坪) | 6.0万/坪 (40.8年/44.6坪) | 32.1万/坪 (37.6年/171坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
久慈駅 23.5 万/坪(昨年同期比 +290.9 ％)
久慈駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +290.9％( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 40.8年から -38.4 ％減)。平均土地面積は 92.5 坪 (昨年 44.6 坪から +107.2 ％増)。平均建物面積は 55.2 坪 (昨年 33.3 坪から +65.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 40.8 年 → 2020年 25.1 年、-38.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 22.5 分 → 2020年 14.9 分、-33.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 16.7 ％)
宮古駅 16.4 万/坪(昨年同期比 -34.1 ％)
宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -34.1％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 5.8年(昨年 47.3年から -87.8 ％減)。平均土地面積は 116.0 坪 (昨年 85.2 坪から +36.1 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 41.8 坪から -2.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 47.3 年 → 2020年 5.8 年、-87.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.7 分 → 2020年 20.3 分、+22.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示