【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の水島臨海鉄道 (倉敷市駅～三菱自工前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.2万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -19.4％( -12.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 34 件(１年前(2023年)に比べて -26.1％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 23.5年から +4.0 ％増)。平均土地面積は 66.4 坪 (昨年 79.7 坪から -16.7 ％減)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 55.8 坪から -41.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。西富井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西富井駅で昨年に比べ +25.4 ％、坪単価は 90.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(西富井駅、浦田駅)は +21.1 ％(坪単価 +11.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(球場前駅、弥生駅)は -48.6 ％(坪単価 -41.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.2 ％ → 2024年 6.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 ％ → 2024年 6.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.9 ％ → 2024年 31.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.3 ％ → 2024年 21.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西富井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.1万円/坪(27.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +25.4％( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった水島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.9％( -5.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -22.2％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 水島臨海鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 倉敷市駅 | - | - | - |
| 球場前駅 | 33.7万/坪 (59.5年/90.8坪) | 80.4万/坪 (20.7年/80.9坪) | 125万/坪 (0.5年/80.2坪) |
| 西富井駅 | 90.1万/坪 (14.9年/58.4坪) | 71.9万/坪 (23.5年/71.1坪) | 61.5万/坪 (22.1年/61.4坪) |
| 福井駅 | 64.8万/坪 (12.3年/45.8坪) | 105万/坪 (3.5年/46.5坪) | 95.7万/坪 (9.2年/47.9坪) |
| 浦田駅 | 28.1万/坪 (25.3年/74.9坪) | 24.1万/坪 (45.2年/187坪) | 50.8万/坪 (37.8年/142坪) |
| 弥生駅 | 56.2万/坪 (13.2年/59.6坪) | 92.2万/坪 (15.9年/95.3坪) | 55.2万/坪 (22.2年/55.8坪) |
| 栄駅 | - | 54.1万/坪 (22.7年/46.0坪) | 63.6万/坪 (22.3年/72.0坪) |
| 常盤駅 | 62.5万/坪 (21.0年/66.2坪) | 60.1万/坪 (29.5年/95.8坪) | 75.5万/坪 (-0.50年/47.6坪) |
| 水島駅 | 24.9万/坪 (40.4年/88.7坪) | 30.7万/坪 (32.1年/56.0坪) | 47.2万/坪 (35.5年/63.9坪) |
| 三菱自工前駅 | 4.5万/坪 (53.5年/43.9坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西富井駅 90.1 万/坪(昨年同期比 +25.4 ％)
西富井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.1万円/坪(27.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +25.4％( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.9年(昨年 23.5年から -36.6 ％減)。平均土地面積は 58.4 坪 (昨年 71.1 坪から -17.9 ％減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 32.1 坪から +9.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.5 年 → 2024年 14.9 年、-36.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.2 分 → 2024年 17.6 分、+23.9 ％と大きく増加)
浦田駅 28.1 万/坪(昨年同期比 +16.7 ％)
浦田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +16.7％( +4.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 45.2年から -44.1 ％減)。平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 187.0 坪から -60.0 ％減)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 153.3 坪から -72.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 45.2 年 → 2024年 25.3 年、-44.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.7 分 → 2024年 18.2 分、+24.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 75.0 ％)
球場前駅 33.7 万/坪(昨年同期比 -58.1 ％)
球場前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.7万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -58.1％( -46.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 59.5年(昨年 20.7年から +187.9 ％増)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 80.9 坪から +12.1 ％増)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 41.6 坪から -60.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.2 分 → 2024年 14.0 分、-22.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.7 年 → 2024年 59.5 年、+187.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
弥生駅 56.2 万/坪(昨年同期比 -39.1 ％)
弥生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -39.1％( -36.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -30.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.2年(昨年 15.9年から -17.2 ％減)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 95.3 坪から -37.4 ％減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 42.5 坪から -19.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 15.9 年 → 2024年 13.2 年、-17.2 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 18.3 分 → 2024年 21.2 分、+15.7 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示