【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR太多線 (多治見駅～美濃太田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -34.2％( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 24.4年から +23.6 ％増)。平均土地面積は 76.0 坪 (昨年 73.1 坪から +4.1 ％増)。平均建物面積は 49.0 坪 (昨年 34.3 坪から +42.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全ての駅において下落した。美濃太田駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは小泉駅で昨年に比べ -39.1 ％、坪単価は 27.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(美濃太田駅)は -11.6 ％(坪単価 -5.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小泉駅)は -39.1 ％(坪単価 -17.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 32.4 ％ → 2021年 26.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.5 ％ → 2021年 3.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 24.4 年 → 2021年 30.1 年、+23.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 25.1 分 → 2021年 27.6 分、+10.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 24.3 ％ → 2021年 53.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.1 ％ → 2021年 10.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった美濃太田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -11.6％( -5.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった根本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -31.1％( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| JR太多線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 多治見駅 | 24.3万/坪 (33.2年/73.5坪) | 38.3万/坪 (27.2年/66.2坪) | 33.3万/坪 (28.1年/81.4坪) |
| 小泉駅 | 27.9万/坪 (27.5年/96.5坪) | 45.8万/坪 (14.0年/73.9坪) | - |
| 根本駅 | 20.8万/坪 (30.7年/61.5坪) | 30.1万/坪 (41.4年/92.8坪) | 42.3万/坪 (10.5年/68.1坪) |
| 姫駅 | - | 44.0万/坪 (23.0年/76.6坪) | 56.8万/坪 (17.3年/91.5坪) |
| 下切駅 | 29.4万/坪 (33.4年/65.5坪) | 38.1万/坪 (21.5年/69.6坪) | 13.0万/坪 (37.4年/75.6坪) |
| 可児駅 | - | - | - |
| 美濃川合駅 | 69.3万/坪 (1.0年/60.5坪) | - | 59.4万/坪 (5.3年/64.0坪) |
| 美濃太田駅 | 44.1万/坪 (14.0年/84.7坪) | 49.9万/坪 (24.4年/80.9坪) | 60.9万/坪 (5.5年/55.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
美濃太田駅 44.1 万/坪(昨年同期比 -11.6 ％)
美濃太田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -11.6％( -5.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 24.4年から -42.5 ％減)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 80.9 坪から +4.7 ％増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 37.8 坪から -40.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.4 年 → 2021年 14.0 年、-42.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.3 分 → 2021年 23.0 分、+40.8 ％と大きく増加)
小泉駅 27.9 万/坪(昨年同期比 -39.1 ％)
小泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.9万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -39.1％( -17.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 14.0年から +96.4 ％増)。平均土地面積は 96.5 坪 (昨年 73.9 坪から +30.6 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 37.6 坪から +32.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 14.0 年 → 2021年 27.5 年、+96.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示