【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期のJR羽越本線 (鼠ケ関駅～女鹿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -20.6％( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 77 件(１年前(2022年)に比べて +42.6％( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 24.8年から +25.2 ％増)。平均土地面積は 102.4 坪 (昨年 87.4 坪から +17.2 ％増)。平均建物面積は 52.1 坪 (昨年 43.7 坪から +19.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。余目駅、南鳥海駅、遊佐駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東酒田駅で昨年に比べ +104.1 ％、坪単価は 45.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(東酒田駅、南鳥海駅)は +82.0 ％(坪単価 +14.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(羽前大山駅、砂越駅)は -57.5 ％(坪単価 -16.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 34.7 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 24.8 年 → 2023年 31.1 年、+25.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 18.4 ％ → 2023年 43.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 11.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった余目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.6万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +58.9％( +22.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽前大山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.9％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR羽越本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鼠ケ関駅 | - | 6.6万/坪 (46.3年/71.1坪) | - |
| 小岩川駅 | 0.6万/坪 (47.3年/90.8坪) | - | - |
| あつみ温泉駅 | - | - | - |
| 五十川駅 | 2.9万/坪 (30.3年/87.7坪) | - | - |
| 小波渡駅 | - | - | - |
| 三瀬駅 | - | - | 9.0万/坪 (23.3年/56.0坪) |
| 羽前水沢駅 | 14.4万/坪 (45.3年/139坪) | - | - |
| 羽前大山駅 | 4.9万/坪 (39.3年/98.8坪) | 11.7万/坪 (51.3年/133坪) | 34.7万/坪 (22.6年/130坪) |
| 鶴岡駅 | 37.4万/坪 (28.9年/82.3坪) | 45.0万/坪 (18.3年/83.6坪) | 34.0万/坪 (28.7年/71.0坪) |
| 藤島駅 | - | - | - |
| 西袋駅 | - | 59.8万/坪 (0.25年/60.5坪) | - |
| 余目駅 | 60.6万/坪 (7.3年/215坪) | 38.1万/坪 (21.8年/119坪) | 26.8万/坪 (21.0年/80.5坪) |
| 北余目駅 | - | - | - |
| 砂越駅 | 19.2万/坪 (39.3年/99.8坪) | 44.7万/坪 (4.3年/206坪) | 1.7万/坪 (36.3年/15.1坪) |
| 東酒田駅 | 45.5万/坪 (23.6年/236坪) | 22.3万/坪 (34.3年/65.0坪) | 25.3万/坪 (36.8年/65.0坪) |
| 酒田駅 | 33.0万/坪 (30.5年/94.3坪) | 38.7万/坪 (28.8年/84.1坪) | 37.0万/坪 (30.9年/102坪) |
| 本楯駅 | 3.4万/坪 (40.3年/117坪) | - | - |
| 南鳥海駅 | 13.5万/坪 (49.3年/296坪) | 8.4万/坪 (25.3年/103坪) | 6.5万/坪 (30.8年/186坪) |
| 遊佐駅 | 13.2万/坪 (38.3年/84.7坪) | 8.7万/坪 (45.3年/103坪) | - |
| 吹浦駅 | - | - | - |
| 女鹿駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東酒田駅 45.5 万/坪(昨年同期比 +104.1 ％)
東酒田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +104.1％( +23.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 34.3年から -31.1 ％減)。平均土地面積は 236.0 坪 (昨年 65.0 坪から +262.8 ％増)。平均建物面積は 94.5 坪 (昨年 35.5 坪から +166.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 34.3 年 → 2023年 23.6 年、-31.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 22.0 分 → 2023年 25.3 分、+15.2 ％と増加)
南鳥海駅 13.5 万/坪(昨年同期比 +60.0 ％)
南鳥海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +60.0％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.3年(昨年 25.3年から +95.0 ％増)。平均土地面積は 296.5 坪 (昨年 102.9 坪から +188.2 ％増)。平均建物面積は 211.0 坪 (昨年 43.9 坪から +381.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 120.0 分 → 2023年 30.0 分、-75.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 25.3 年 → 2023年 49.3 年、+95.0 ％と大きく増加)
羽前大山駅 4.9 万/坪(昨年同期比 -57.9 ％)
羽前大山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.9％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 51.3年から -23.4 ％減)。平均土地面積は 98.8 坪 (昨年 133.1 坪から -25.8 ％減)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 46.9 坪から -11.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 51.3 年 → 2023年 39.3 年、-23.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 18.0 分 → 2023年 53.3 分、+196.3 ％と大きく増加)
砂越駅 19.2 万/坪(昨年同期比 -57.1 ％)
砂越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.1％( -25.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 4.3年から +823.1 ％増)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 205.7 坪から -51.5 ％減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 102.9 坪から -54.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 4.3 年 → 2023年 39.3 年、+823.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 1.0 分 → 2023年 2.5 分、+150.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示