【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期の西武狭山線 (西所沢駅~西武球場前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +29.9%( +24.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2019年)に比べて +85.7%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 3.0年(昨年 11.0年から -72.6 %減)。平均土地面積は 35.0 坪 (昨年 48.9 坪から -28.6 %減)。平均建物面積は 28.1 坪 (昨年 43.6 坪から -35.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。西所沢駅、西武球場前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西武球場前駅で昨年に比べ +99.8 %、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 1 駅(西武球場前駅)は +99.8 %(坪単価 +51.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(下山口駅)は +13.0 %(坪単価 +10.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 11.0 年 → 2020年 3.0 年、-72.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 10.6 分 → 2020年 9.3 分、-12.2 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 53.8 % → 2020年 80.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +25.5%( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.6万円/坪(26.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +13.0%( +10.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
西武狭山線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西所沢駅 | 115万/坪 (2.4年/35.6坪) | 91.7万/坪 (12.6年/56.5坪) | 92.5万/坪 (25.4年/35.2坪) |
下山口駅 | 87.6万/坪 (4.9年/34.4坪) | 77.5万/坪 (5.2年/38.8坪) | 63.9万/坪 (17.8年/79.4坪) |
西武球場前駅 | 104万/坪 (0.5年/27.2坪) | 52.0万/坪 (13.5年/30.3坪) | 38.8万/坪 (32.2年/111坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西武球場前駅 103.9 万/坪(昨年同期比 +99.8 %)
西武球場前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +99.8%( +51.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 13.5年から -96.3 %減)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 30.3 坪から -10.0 %減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 25.7 坪から -17.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 13.5 年 → 2020年 0.5 年、-96.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.5 分 → 2020年 13.0 分、+36.8 %と大きく増加)
下山口駅 87.6 万/坪(昨年同期比 +13.0 %)
下山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.6万円/坪(26.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +13.0%( +10.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.9年(昨年 5.2年から -4.6 %減)。平均土地面積は 34.4 坪 (昨年 38.8 坪から -11.5 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 30.8 坪から -11.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.3 分 → 2020年 6.9 分、-48.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 71.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示