【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の京成本線 (国府台駅~成田空港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -7.1%( -6.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 204 件(1年前(2021年)に比べて -17.4%( -43件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 15.1年から +41.6 %増)。平均土地面積は 64.2 坪 (昨年 52.6 坪から +22.0 %増)。平均建物面積は 42.2 坪 (昨年 37.0 坪から +14.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。東中山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京成酒々井駅で昨年に比べ +212.5 %、坪単価は 103 万円/坪となった。
上位 2 駅(京成酒々井駅、東中山駅)は +116.3 %(坪単価 +47.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(ユーカリが丘駅、京成大久保駅)は -32.8 %(坪単価 -37.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.1 年 → 2022年 21.4 年、+41.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.3 % → 2022年 37.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.7 % → 2022年 29.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京成八幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -10.1%( -17.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった京成臼井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -26.7%( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -61.1%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
京成本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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国府台駅 | - | - | - |
市川真間駅 | - | 132万/坪 (1.0年/40.8坪) | 143万/坪 (1.0年/40.8坪) |
菅野駅 | - | 122万/坪 (9.0年/28.0坪) | - |
京成八幡駅 | 156万/坪 (11.5年/52.2坪) | 174万/坪 (0年/24.2坪) | - |
鬼越駅 | - | 82.3万/坪 (26.5年/37.8坪) | - |
京成中山駅 | - | 103万/坪 (22.5年/41.6坪) | - |
東中山駅 | 147万/坪 (25.5年/32.3坪) | 123万/坪 (13.8年/60.5坪) | - |
京成西船駅 | 172万/坪 (1.0年/31.8坪) | - | - |
海神駅 | 129万/坪 (11.0年/40.3坪) | 182万/坪 (0.5年/34.8坪) | 95.2万/坪 (21.5年/33.3坪) |
京成船橋駅 | 88.7万/坪 (25.0年/40.8坪) | - | - |
大神宮下駅 | 138万/坪 (9.0年/22.7坪) | - | 94.0万/坪 (25.0年/17.4坪) |
船橋競馬場駅 | 136万/坪 (30.5年/38.6坪) | 151万/坪 (3.0年/33.5坪) | 131万/坪 (17.0年/38.6坪) |
谷津駅 | 120万/坪 (14.7年/45.4坪) | 144万/坪 (0.25年/28.4坪) | 123万/坪 (9.2年/54.5坪) |
京成津田沼駅 | 89.4万/坪 (21.3年/37.1坪) | 98.6万/坪 (20.8年/55.3坪) | 108万/坪 (8.6年/40.5坪) |
京成大久保駅 | 76.1万/坪 (24.0年/63.1坪) | 111万/坪 (13.6年/64.0坪) | 90.3万/坪 (9.0年/41.5坪) |
実籾駅 | 57.6万/坪 (26.2年/53.2坪) | 61.7万/坪 (23.2年/47.3坪) | 88.1万/坪 (8.8年/35.5坪) |
八千代台駅 | 98.9万/坪 (16.2年/64.1坪) | 100万/坪 (8.1年/40.2坪) | 85.4万/坪 (8.0年/39.1坪) |
京成大和田駅 | 64.2万/坪 (25.3年/53.3坪) | 67.0万/坪 (15.9年/38.1坪) | 39.7万/坪 (34.8年/45.8坪) |
勝田台駅 | 68.4万/坪 (23.0年/51.5坪) | 71.8万/坪 (16.2年/55.4坪) | 66.9万/坪 (16.6年/60.9坪) |
志津駅 | 65.6万/坪 (21.1年/71.6坪) | 60.4万/坪 (19.0年/60.2坪) | 52.3万/坪 (22.1年/42.9坪) |
ユーカリが丘駅 | 78.2万/坪 (21.2年/51.6坪) | 119万/坪 (11.6年/54.8坪) | 66.2万/坪 (19.8年/53.7坪) |
京成臼井駅 | 39.7万/坪 (27.9年/62.4坪) | 54.2万/坪 (23.6年/58.4坪) | 77.8万/坪 (19.2年/65.8坪) |
京成佐倉駅 | 40.2万/坪 (37.0年/72.6坪) | 52.8万/坪 (19.0年/51.6坪) | 57.0万/坪 (23.0年/45.1坪) |
大佐倉駅 | - | - | - |
京成酒々井駅 | 103万/坪 (3.0年/157坪) | 33.1万/坪 (24.0年/54.5坪) | 94.8万/坪 (0年/51.8坪) |
宗吾参道駅 | - | - | - |
公津の杜駅 | 73.5万/坪 (18.6年/129坪) | 74.5万/坪 (16.5年/80.4坪) | 77.2万/坪 (16.8年/61.0坪) |
京成成田駅 | 63.9万/坪 (24.3年/63.7坪) | 53.6万/坪 (22.0年/71.6坪) | 75.0万/坪 (23.7年/50.9坪) |
成田空港駅 | 72.5万/坪 (1.5年/59.0坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京成酒々井駅 103.3 万/坪(昨年同期比 +212.5 %)
京成酒々井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +212.5%( +70.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 3.0年(昨年 24.0年から -87.5 %減)。平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 54.5 坪から +188.9 %増)。平均建物面積は 145.2 坪 (昨年 25.7 坪から +464.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 24.0 年 → 2022年 3.0 年、-87.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.0 分 → 2022年 3.0 分、-80.0 %と大きく減少)
東中山駅 147.5 万/坪(昨年同期比 +20.1 %)
東中山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +20.1%( +24.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 13.8年から +85.4 %増)。平均土地面積は 32.3 坪 (昨年 60.5 坪から -46.7 %減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 32.1 坪から -12.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.0 分 → 2022年 5.3 分、-46.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.8 年 → 2022年 25.5 年、+85.4 %と大きく増加)
ユーカリが丘駅 78.2 万/坪(昨年同期比 -34.3 %)
ユーカリが丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.2万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -34.3%( -40.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて +55.6%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 11.6年から +81.9 %増)。平均土地面積は 51.6 坪 (昨年 54.8 坪から -5.7 %減)。平均建物面積は 36.0 坪 (昨年 35.3 坪から +1.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 11.6 年 → 2022年 21.2 年、+81.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 42.9 %)
京成大久保駅 76.1 万/坪(昨年同期比 -31.4 %)
京成大久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.1万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -31.4%( -34.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて -14.3%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 13.6年から +76.0 %増)。平均土地面積は 63.1 坪 (昨年 64.0 坪から -1.4 %減)。平均建物面積は 47.2 坪 (昨年 37.5 坪から +25.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.6 年 → 2022年 24.0 年、+76.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.0 % → 2022年 29.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 29.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示