【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR室蘭支線 (東室蘭駅～室蘭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.1万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -38.6％( -11.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.5年(昨年 35.0年から +12.9 ％増)。平均土地面積は 70.5 坪 (昨年 92.5 坪から -23.7 ％減)。平均建物面積は 61.2 坪 (昨年 49.6 坪から +23.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(東室蘭駅)は -45.6 ％(坪単価 -23.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(室蘭駅)は -48.1 ％(坪単価 -4.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.7 ％ → 2021年 27.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 35.0 年 → 2021年 39.5 年、+12.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 ％ → 2021年 59.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 4.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.4万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -45.6％( -23.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -48.1％( -4.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
| JR室蘭支線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東室蘭駅 | 27.4万/坪 (29.5年/71.6坪) | 50.4万/坪 (23.8年/85.6坪) | 29.3万/坪 (30.5年/92.6坪) |
| 輪西駅 | 12.4万/坪 (41.3年/76.4坪) | - | 49.6万/坪 (10.3年/56.0坪) |
| 御崎駅 | - | - | - |
| 母恋駅 | 24.4万/坪 (40.3年/57.5坪) | - | - |
| 室蘭駅 | 4.5万/坪 (52.8年/70.7坪) | 8.7万/坪 (50.0年/99.3坪) | 32.5万/坪 (20.3年/62.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東室蘭駅 27.4 万/坪(昨年同期比 -45.6 ％)
東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.4万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -45.6％( -23.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 23.8年から +24.3 ％増)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 85.6 坪から -16.4 ％減)。平均建物面積は 67.4 坪 (昨年 59.7 坪から +12.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 36.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 23.8 年 → 2021年 29.5 年、+24.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 36.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 9.1 ％)
室蘭駅 4.5 万/坪(昨年同期比 -48.1 ％)
室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -48.1％( -4.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 52.8年(昨年 50.0年から +5.7 ％増)。平均土地面積は 70.7 坪 (昨年 99.3 坪から -28.8 ％減)。平均建物面積は 64.7 坪 (昨年 39.5 坪から +63.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 19.1 分 → 2021年 21.8 分、+13.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 83.3 ％ → 2021年 87.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示