【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の神戸電鉄三田線 (有馬口駅～三田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +14.3％( +8.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 61 件(１年前(2021年)に比べて +27.1％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 24.6年から +1.0 ％増)。平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 81.2 坪から -21.2 ％減)。平均建物面積は 41.4 坪 (昨年 42.3 坪から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。田尾寺駅、三田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは有馬口駅で昨年に比べ +214.6 ％、坪単価は 25.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(有馬口駅、田尾寺駅)は +128.4 ％(坪単価 +17.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三田本町駅、道場南口駅)は -22.4 ％(坪単価 -18.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 19.4 分 → 2022年 21.6 分、+11.5 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 13.0 ％ → 2022年 8.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.9 ％ → 2022年 4.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった神鉄道場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.6万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +3.1％( +2.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった有馬口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +214.6％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 神戸電鉄三田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 有馬口駅 | 25.1万/坪 (42.8年/51.4坪) | 8.0万/坪 (37.3年/43.1坪) | 15.2万/坪 (33.8年/31.8坪) |
| 五社駅 | 74.3万/坪 (32.3年/60.9坪) | 66.6万/坪 (25.6年/66.6坪) | 49.5万/坪 (31.8年/61.0坪) |
| 岡場駅 | 64.8万/坪 (24.6年/64.7坪) | 57.2万/坪 (25.4年/61.2坪) | 74.0万/坪 (28.6年/129坪) |
| 田尾寺駅 | 58.1万/坪 (29.2年/61.4坪) | 40.8万/坪 (29.2年/111坪) | 51.5万/坪 (21.3年/53.3坪) |
| 二郎駅 | 92.6万/坪 (-0.25年/36.3坪) | - | - |
| 道場南口駅 | 80.9万/坪 (14.0年/89.6坪) | 95.3万/坪 (9.1年/65.0坪) | 108万/坪 (0.25年/47.6坪) |
| 神鉄道場駅 | 92.6万/坪 (9.5年/62.0坪) | 89.8万/坪 (16.5年/161坪) | 61.9万/坪 (14.8年/67.7坪) |
| 横山駅 | 72.4万/坪 (37.1年/62.0坪) | 64.2万/坪 (17.5年/80.5坪) | 25.3万/坪 (40.8年/50.7坪) |
| 三田本町駅 | 52.9万/坪 (43.8年/21.2坪) | 75.1万/坪 (21.8年/56.0坪) | 39.1万/坪 (40.8年/142坪) |
| 三田駅 | 61.6万/坪 (22.0年/66.8坪) | 46.8万/坪 (28.3年/54.9坪) | 23.5万/坪 (36.1年/88.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
有馬口駅 25.1 万/坪(昨年同期比 +214.6 ％)
有馬口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +214.6％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 37.3年から +14.8 ％増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 43.1 坪から +19.3 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 33.3 坪から -13.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 37.3 年 → 2022年 42.8 年、+14.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.5 分 → 2022年 13.0 分、+52.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
田尾寺駅 58.1 万/坪(昨年同期比 +42.2 ％)
田尾寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.1万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +42.2％( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 29.2年から -0.1 ％減)。平均土地面積は 61.4 坪 (昨年 111.3 坪から -44.9 ％減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 43.7 坪から -3.8 ％減)。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 71.4 ％)
三田本町駅 52.9 万/坪(昨年同期比 -29.6 ％)
三田本町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.9万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -29.6％( -22.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 21.8年から +101.1 ％増)。平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 56.0 坪から -62.2 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 33.3 坪から -31.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.8 年 → 2022年 43.8 年、+101.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 6.5 分、+62.5 ％と大きく増加)
道場南口駅 80.9 万/坪(昨年同期比 -15.1 ％)
道場南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.9万円/坪(24.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.1％( -14.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 9.1年から +54.1 ％増)。平均土地面積は 89.6 坪 (昨年 65.0 坪から +37.8 ％増)。平均建物面積は 90.8 坪 (昨年 31.3 坪から +190.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.1 年 → 2022年 14.0 年、+54.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.3 分 → 2022年 14.2 分、+25.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示